【侍女子】歴史的大勝にも涙、我慢の野球にとまどうナイン

パキスタンに圧勝し、相手選手とたたえあう日本ナイン
パキスタンに圧勝し、相手選手とたたえあう日本ナイン
力の差があるパキスタンと対戦した日本
力の差があるパキスタンと対戦した日本

◆第2回BFA女子野球アジア大会 1次リーグA組 日本38―0パキスタン(4回コールド)(10日、中国広東省中山市・熊猫記念野球場)

 女子野球アジア杯2連覇を狙う侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」は、第2戦をパキスタンと対戦。06年の第2回女子野球W杯・香港戦(42―0)に次ぐ記録となる、39安打38得点で2連勝した。

 前日16点でコールド勝ちしたインド戦に続く圧勝、初回は55分に及ぶ猛攻で打者31人、22安打26得点。4回までに6巡した。先発の小野寺佳奈=クラーク記念国際仙台=と北澤神楽=埼玉栄=は2回ずつ投げて計7奪三振のパーフェクトピッチング。野手には二塁、左翼、中堅にしか飛ばなかった。2日続けての大勝でいち早く2次リーグ進出に王手をかけた日本、しかしナインの顔には笑顔はなかった。

 「君たちもしんどいと思うけれど。君たちがやったことは間違いじゃないから」試合後、車座になったナインを前に、長野恵利子監督は選手をねぎらった。圧倒的な力の差ある相手のために、投手はストレートのみ、野手も盗塁やエンドランなしで打力のみの真っ向勝負で臨んだ。試合が進むとパキスタンにも疲れがみえミスも目立ったが、選手には早くアウトになれというようなプレッシャーも感じたという。

 監督の言葉に、涙をみせてくやしがる選手も。「一生懸命野球をやって代表に選ばれて、もっと打ちたい、結果出したいと思っているのに(アウトになれというプレッシャーに)どう受け止めて良いのか…。純粋なんですよね」と長野監督。U18の高校生から選ばれ、全員が初めて経験する国際大会で、違う意味での洗礼を受けたナインに向け、指揮官は語りかけた。「今は苦しいけれど、(この経験は)これからの野球人生の幅が広がります。(これからある)肝心な試合で暴れまくってな。変化球も入れて盗塁、エンドラン、日本の野球を見せつけよう」。一部の国を除いて、世界的な女子野球のレベルが上がっていない現状。我慢の時を乗り越えて11日、1次リーグ最終戦の中国戦を迎える。

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