厚底シューズの青学大勢が好走 飯田貴之が優勝 世田谷ハーフマラソン

優勝した青学大・飯田
優勝した青学大・飯田
厚底シューズを履いて優勝した青学大・飯田
厚底シューズを履いて優勝した青学大・飯田

◆世田谷246ハーフマラソン (10日、東京・世田谷区駒沢オリンピック公園陸上競技場発着=21・0975キロ)

 先週の全日本大学駅伝(3日、名古屋市~三重・伊勢市)で2位惜敗した青学大の飯田貴之(2年)が1時間3分11秒で優勝した。全日本大学駅伝では最長のアンカー8区(19・7キロ)で首位でタスキを受けたが、東海大の名取燎太(3年)に逆転を許した飯田は悔しさを力に変えてスタート直後から独走し、2位の山本修二(23)=旭化成=に18秒差をつけて快勝。「最初からガンガン飛ばしました。残り5キロでペースが落ちたことは課題。箱根駅伝(来年1月2、3日)では往路の主要区間で青学大の優勝に貢献したい」と意欲的に話した。

 青学大の全日本大学駅伝メンバーは最短の1区(9・5キロ)を担った湯原慶吾(2年)以外は、設定ペースの練習として参加したが、飯田は箱根駅伝メンバー入りを狙う選手と同様に真剣勝負で臨んだ。2週連続の約20キロのレース。「全日本大学駅伝で悔しい思いをしたので、監督に全力で走らせてください、と直訴しました」と飯田は明かす。「体が強く、故障のリスクがほぼないので、意欲を買った。チームで一番、走り込みをしてスタミナがあるので2週連続でも20キロを走れる。箱根駅伝でも安心して主要区間を任せられる」と原晋監督(52)はタフガイの2年生を高く評価した。

 意欲に加え“新兵器”も飯田激走の原動力となった。これまで、飯田は青学大のユニホームを提供するアディダス社製のシューズを使用していたが、この日はナイキの厚底シューズ「ズームXヴェイパーフライネクスト%」で走った。「一度、試してみようと思いました。いい感じでしたね」と飯田は冷静に話した。

 この日、青学大勢は飯田の他にもナイキの厚底シューズで出場する選手が急増。1時間3分40秒で4位となった湯原ら多くの選手が自己ベストを更新した。

 現在、ランニングシューズ業界はナイキの独り勝ち状態。東京五輪代表選考会(MGC、9月15日)の男子では優勝した中村匠吾(27)=富士通=、2位・服部勇馬(25)=トヨタ自動車=、3位・大迫傑(28)=ナイキ=を始め上位10人中8人がナイキのズームXヴェイパーフライネクスト%を使用。カーボンプレートが内蔵されたピンク色の厚底シューズは抜群の存在感を示した。

 大学駅伝界でもナイキのユニホーム提供を受ける東海大、駒大、東洋大は、ほとんどの選手がズームXヴェイパーフライネクスト%を愛用している。ナイキ製の優位性が否めない現状を考慮し、青学大も2年ぶりの奪還を期す箱根駅伝ではピンクの厚底シューズで勝負をすることになりそうだ。

優勝した青学大・飯田
厚底シューズを履いて優勝した青学大・飯田
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