「相撲が好きだから」復帰の宇良が白星スタート

宇良
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6場所ぶりに復帰した宇良は両膝にがっちりサポーターを巻いて白星発進
6場所ぶりに復帰した宇良は両膝にがっちりサポーターを巻いて白星発進

◆大相撲九州場所初日(10日、福岡国際センター)

 2度目の長期離脱をした“平成の業師”西序二段106枚目、宇良(27)=木瀬=が東106枚目・大翔城(35)=追手風=を押し出して今年初場所の6日目以来、296日ぶりの白星を飾った。

 午前9時5分。まばらな観客。それでも「宇良」の名前を連呼する歓声が響いた。最高位は東前頭4枚目。金星は1個、結びの一番まで経験した実力者が2度目の負傷離脱から帰ってきた。甲高い声に背中を押されるように大翔城を一気の押し出し。「めちゃくちゃ緊張しました。相撲のことを考えました。相手を見て冷静に押していけたので良かったと思います」と最高の笑顔を見せた。

 2度目の悪夢は今年の初場所の10日目に起こった。若手の豊昇龍(立浪)との一番で古傷の右膝を痛めてしまった。2017年の秋場所でも右膝を痛めており、2度目の長期離脱、しかも2度目の手術を余儀なくされてしまった。

 「いろいろと考えることはありました。でも、もう一度やると決めたら、心は折れることはなかったですね。後ろめいたことも考えませんでした」。すぐにリハビリを開始、秋場所の終わりぐらいから押しの稽古を再スタートさせ、本格的な相撲の稽古は福岡・博多に入ってから。そんな宇良を支えているのが「やっぱり(相撲が)好きなんですかね」という熱き心だ。

 序二段まで落ち、兄弟子の明け荷の整理や風呂掃除、ちゃんこ番などもこなす毎日。「番付通りのことをするだけです」といつも前を向いている。「先のことは見ないです。今しか見えないです」と再び立ち上がった宇良。「3回目のスタート、新しい気持ちで行けます」。ぶれない心が宇良を支えている。

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6場所ぶりに復帰した宇良は両膝にがっちりサポーターを巻いて白星発進
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