【山本昌邦・チェック】最後の1秒までまとまったチームが頂点へ

後半26分、チーム2点目のゴールを決めた川崎・長谷川竜也(中)
後半26分、チーム2点目のゴールを決めた川崎・長谷川竜也(中)

◆明治安田生命J1リーグ第31節 鹿島0―2川崎(9日・カシマ)

 先制点がすべてだった。守勢に回っていた川崎がセットプレーをものにして先手を奪った。この流れを作ったのは途中出場の長谷川。2点目を決めたこともそうだが、多くのピンチを迎えていたチームに鬼木監督のメッセージが伝わり、形勢を逆転した。前線からの守備、カウンター、つなぎの部分が改善され、試合の流れを手繰り寄せた。川崎は今季、途中出場選手の挙げた得点が長谷川を含め10と、J1で最も多い。後半11分という早めの交代には、実績と自信があった。

 鹿島の敗戦で優勝争いはさらに混戦となった。上位4チームはチーム力に差がない。首位に立ったF東京は目に見えない重圧や雑音と闘うことになるだろう。2位・横浜Mは、F東京との直接対決が行方を大きく左右する。直接対決がない鹿島は3試合全部勝たなければいけないし、消化が1試合多い4位・川崎はなおさらだ。一戦一戦が重い。ぎりぎりの戦いになった時こそ、最後の1秒までまとまったチームが頂点に立つ。

(本紙評論家)

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