【巨人】鍬原、サイド転向 ブルペンで提案され即決、元横手投げ「制球しやすい」

ブルペンでサイドスローに変えて投球する鍬原(カメラ・泉 貫太)=背後で投球する斎藤投手は合成写真=
ブルペンでサイドスローに変えて投球する鍬原(カメラ・泉 貫太)=背後で投球する斎藤投手は合成写真=
鍬原に助言する原監督(中央、左は宮本1軍投手チーフコーチ)
鍬原に助言する原監督(中央、左は宮本1軍投手チーフコーチ)
ブルペンに入り上手投げで投球
ブルペンに入り上手投げで投球

 巨人の鍬原拓也投手(23)が9日、サイドスローへの挑戦を明言した。秋季キャンプ4日目のこの日、ブルペン入りした右腕は、原監督らの助言で途中から横手投げで約50球。中学まで投げていたというフォームで原点回帰し、3年目の来季で飛躍を期す。

 ブルペンで70球を超えたところで、原監督と宮本投手チーフコーチは話し合っていたプランを鍬原に告げた。直後、上手投げだった腕を下げ、横手投げで約50球。「上から投げるよりはコントロールしやすいなと。(球速や精度は)今日はそこまで求めてなかったんですけど、ブルペン捕手の人には球がすごいと言ってもらった。これからも? そうですね、やってみます」とサイドスロー挑戦を明言した。

 突然の提案に「ビックリしたっす」と苦笑いを浮かべたが、野球を始めた小4から中3までの6年間はサイドスロー。原監督の“指令”に合わせて、シンカーやカットボール、スライダー、ツーシームなど持っている全球種を投げ込み「久しぶりに投げて懐かしかったです。シンカーは上から投げる形にしていたのでちょっと引っかかったけど、感覚が戻れば大丈夫。打者からの目線、(変化球の)軌道も変わってくるのかなと思います」。スピードを求め上手に変えて以来9年ぶりとなる横手投げに確かな手応えを得たようだ。

 原監督は「バランスもすごくよくなって、コントロールも良くなって。本質的にそっちの投げ方が合っているのかもしれないね。多少根気強さは必要になるけど、もともと腕の振りとか勢いとかはあるから」。宮本コーチは「本人は『斎藤雅樹になる』って言い切ったからね。来年の秘密兵器になるかもしれないよ」と期待した。斎藤さんは藤田元司監督のアドバイスでサイド転向後に頭角を現し、89年には日本記録の11試合連続完投勝利を記録するなど5度の最多勝を獲得した“平成の大エース”。通算180勝のレジェンドの再来を待ち望んでいる。

 加えて、指揮官は投球中に捕手のミットを見続けないこともアドバイス。「もうちょっと遊びがあっていい。だから『1回(捕手から)目を切れ』と。固定観念では大事なことかもしれないけどね、ミットから目を離しちゃダメって。鎖で縛られているところから解放されたケースはあるよね」と説明。視野を広げ、心の余裕を持つよう促した。

 最速152キロを誇る17年のドラ1だが、プロ入り後の1軍成績は通算21試合で1勝3敗、防御率5・98。「2年間、上で結果が出ていない。きっかけを作っていただいたので、変えてみてどうなるかやってみたい」と鍬原。飛躍を目指す3年目のシーズンに備え、原点回帰で再出発を図る。(河原崎 功治)

ブルペンでサイドスローに変えて投球する鍬原(カメラ・泉 貫太)=背後で投球する斎藤投手は合成写真=
鍬原に助言する原監督(中央、左は宮本1軍投手チーフコーチ)
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