【Bリーグ】被災地・南三陸で初の公式戦…89ERS・SG白戸、チーム最多の19点

ドリブルで攻め込む仙台・白戸
ドリブルで攻め込む仙台・白戸
大漁旗が掲げられたなかプレーする仙台・阿部
大漁旗が掲げられたなかプレーする仙台・阿部

◆B1リーグ第9節 仙台89ERS85―76越谷(9日・南三陸町総合体育館)

 Bリーグ公式戦が南三陸で初開催され、仙台89ERSが越谷アルファーズに85―76で勝利した。シューティングガード(SG)の白戸大聖(24)がチーム最多19得点の活躍。東日本大震災の被災地であり、昨季スタートを切った思い入れのある場所で、泥臭く白星をつかみ取った。

 懐かしの地・南三陸での公式戦で、仙台・白戸が堂々のプレーで勝利を引き寄せた。第3、4クオーター(Q)だけで14得点を奪い、計19得点はチーム最多。第2Q終了時で30―30の同点と競り合っていた越谷を突き放す活躍だ。白戸は「攻撃が良くなくても守備は崩されないようにしよう、と試合前から話していた。後半はシュート(の感覚)が対応できたかな」と振り返った。

 東日本大震災で甚大な被害を受けた南三陸町では、bjリーグ時代は震災後毎シーズン公式戦を戦っていたが、4季目のBリーグでは初開催。だがプレシーズン戦は毎年開催されており、昨年8月には開幕前の合宿を行うなど関わりを持ち続けてきた。

 昨年2月に加入した白戸にとって、南三陸キャンプはプロ選手として臨む初めてのキャンプだった。またチームは昨季から経営体制が変わっており、「チームとしても個人としても新しいスタートを切った場所」(白戸)という思い出の地。大事な場所で約27分間コートに立ち、ブースターを沸かせた。

 「特別な試合だけど特別なことをするのではなく、目指しているバスケをやろうと伝えていた」と桶谷大ヘッドコーチ(41)。後半はチーム全体で、体を張った粘り強い守備からの速攻を何度もみせて得点を重ねた。10日の越谷戦に向けて、白戸は「初めて来るお客さんもいつもより多いと思う。泥臭く戦うところを見てほしい」。熱く勝利を目指す姿で、再び南三陸に白星を届ける。(有吉 広紀)

 ◆少しでも元気を…阿部“凱旋”15分

 〇…南三陸町に隣接する石巻市出身のSF/PFの阿部翔太(26)にとって、会場は中学時によくプレーした体育館だという。「久しぶりにプレーできてうれしかった。少しでも元気を与えられたらなと思ってプレーした」と阿部。15分間の出場で無得点も、持ち味の激しい守備で勝利に貢献した。

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