歌舞伎俳優の松本白鸚(77)と松本幸四郎(46)が8日都内で東京・国立劇場12月公演「近江源氏先陣館―盛綱陣屋―」「蝙蝠の安さん」(4~26日)の取材会を行った。
幸四郎による「蝙蝠―」は、チャールズ・チャップリンの代表作「街の灯」を歌舞伎化。幸四郎によると“構想30年”で「12月は歌舞伎座で(坂東玉三郎の)『白雪姫』、新橋演舞場では(尾上菊之助が)『風の谷のナウシカ』がある」と闘志メラメラで「負けないよう、ぜひとも勝つつもりでやる」と宣戦布告した。
一方で「盛綱陣屋」に出演する白鸚は「もう1本の方に強敵が控えている。負けないようにしたい」と息子に宣戦布告。幸四郎は「外とは戦っても国立劇場の中では(親子)仲良くしたい」と言って笑わせた。