ドネア、井上尚弥を称賛「あれだけ自分のパンチに耐えられた選手はいなかった」

9回、井上尚弥はドネアの攻撃を受ける
9回、井上尚弥はドネアの攻撃を受ける

◆プロボクシング世界戦 ▽ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級(53・5キロ以下)決勝12回戦〇WBA、IBF王者・井上尚弥(12回 判定3―0)WBAスーパー王者ノニト・ドネア●(7日、さいたまスーパーアリーナ)

 5階級王者としてのドネアのプライドが、死闘をさらに熱いものにした。11回に井上尚の左ボディーでたまらず両膝をついたが、それでも立ち上がった。12回も最後まで閃光(せんこう)の左フックを放つ瞬間を狙い続けた。最後は固く抱き合い、ノーサイドを迎えた。

 2回に左フックで流血の洗礼を浴びせた。9回には右ストレートでグラつかせた。しかし、強打をフルラウンド食らった代償は大きく、顔は原形をとどめないほど腫れ上がった。試合後は目立った異常こそなかったが、取材には応じず救急車で病院へ。関係者を通じて「井上尚はこの試合で真のチャンピオンであることを証明した。今まで戦ってきた中で、あれだけ自分のパンチに耐えられた選手はいなかった。率直におめでとうと言いたい」と祝福のコメントを寄せた。

 絶対的不利をうたわれながら戦い抜いた36歳。去り際には「アリガトウ、アリガトウ」と日本語で言い残した。(太田 倫)

スポーツ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請