井上尚弥、次は夢のラスベガス トップランク社長「イノウエは米国の地で新しい機会を得る」

8回、流血しながらドネア(右)にパンチを繰り出す井上尚(カメラ・宮崎 亮太)
8回、流血しながらドネア(右)にパンチを繰り出す井上尚(カメラ・宮崎 亮太)
愛息の明波くんを抱き上げる井上尚
愛息の明波くんを抱き上げる井上尚

◆プロボクシング世界戦 ▽ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)バンタム級(53・5キロ以下)決勝12回戦〇WBA、IBF王者・井上尚弥(12回 判定3―0)WBAスーパー王者ノニト・ドネア●(7日、さいたまスーパーアリーナ)

 WBA、IBF世界バンタム級王者・井上尚弥(26)=大橋=が、来年3月と夏に米国で試合を行うプランが7日、明らかになった。試合後、米プロモート大手「トップランク」との複数年契約が発表された。井上尚はスーパーフライ級王者時代の2017年9月にカリフォルニアで防衛戦を実施。米国再上陸で、まだ残っている他団体王者らを標的に“バンタム級制圧”を狙う。

 この日はトップランク社のボブ・アラムCEOの息子でもあるトッド・ドゥボーフ社長が会場を訪れ、試合後に井上尚の同席のもと会見。「イノウエは米国の地で新しい機会を得るだろう」と契約を発表した。

来年は2試合 同社はWBA世界ミドル級王者・村田諒太(33)=帝拳=と契約しており、今後、井上尚は海外を主戦場にすることも可能だ。ドゥボーフ社長は「来年は米国で2試合できれば」と続けた。次戦は来年3月に米国で行われる見通しで、ボクシングの聖地ラスベガスも有力候補の一つだ。関係者によると、その次の試合は7月頃を計画しているという。

 井上尚はWBSS初戦のパヤノ戦後の昨年10月と、準決勝のロドリゲス戦後の今年6月にラスベガスへ足を運んでいる。これまでも「世界王者になった頃から、ラスベガスで試合をしたいと思っていた」などと夢を語っていた。

 有力プロモート社のサポートで、今後はえりすぐりの相手との対戦が実現する。相手候補はWBSS準決勝前に負傷棄権したWBO王者テテ(南アフリカ)をはじめ、弟の拓真との統一戦を制したWBC王者ウバーリへの“敵討ち”など、強豪とのマッチメイクが期待される。「本当にうれしく思う。この契約が今後どういうことになるかは覚悟している。厳しい戦いを一つ一つクリアするため、練習から精進していく」と口元を引き締めた。自身の夢を大きく描ける唯一の地が米国。モンスター伝説の新たなストーリーが始まる。(飯塚 康博)

 ◆WBSS 団体が異なる世界王者が中心に参戦し、階級最強を決める賞金争奪トーナメント。米国人のリチャード・シェイファー、ドイツ人のカレ・ザワーランドの両プロモーターが企画し、優勝者には伝説の世界ヘビー級王者の名を冠した「ムハマド・アリ」トロフィーが贈られる。17年秋からスーパーミドル級とクルーザー級でスタート。昨年秋からはバンタム級、スーパーライト級、クルーザー級で開催。スーパーライト級決勝は10月26日に行われ、ジョシュ・テイラー(英国)が優勝した。

8回、流血しながらドネア(右)にパンチを繰り出す井上尚(カメラ・宮崎 亮太)
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