【巨人】ドラ2太田、武器は「ドラゴンボール」 背番「33」内定

巨人と仮契約を済ませ、投球フォームを披露するドラフト2位指名の太田(カメラ・越川 亘)
巨人と仮契約を済ませ、投球フォームを披露するドラフト2位指名の太田(カメラ・越川 亘)

 巨人からドラフト2位で指名されたJR東日本の太田龍投手(20)が7日、都内のホテルで契約金7000万円、年俸1200万円で仮契約を結んだ(金額は推定)。高校時代は現オリックスの山本由伸らと並び「九州四天王」と呼ばれた右腕。「ドラゴンボール」と称される最速153キロの直球を武器に、プロでの活躍を目指す。背番号は、退団の可能性があるビヤヌエバの「33」に内定した。

 太田は未来をまっすぐ見据えた。鹿児島れいめい高時代、「九州四天王」の一人として注目を浴びた。他の3人は高卒でプロ入り。時を経て、同じ舞台に立つことになる。「プロ入りが3年遅れている時点でちょっと出遅れている。少しでも早く追いつき、追い越せるように頑張りたい」と決意を込めた。

 「九州四天王」とは―。太田、都城高の山本(現オリックス)、九州産高の梅野(現ヤクルト)、福岡大大濠高の浜地(現阪神)だ。高卒でプロ入りした3投手は、すでに1軍マウンドに立っている。

 太田は長身による成長痛の影響もあって、高校卒業後はJR東日本へ進んだ。シーズン中は野球に専念するが、オフは駅員の研修を行った。昨年は品川駅、2年前は北千住駅で勤務。「ホームとか改札に立ったり、アナウンスもします」と意外な仕事経験を明かした。一方で、体づくりの努力は怠らなかった。「走り込みもそうですけど、1年中ウェートをして体を大きくすることをやってきました」。球速は入社時の149キロから4キロアップ、体重も88キロから93キロに成長した。

 190センチから繰り出す最速153キロの剛球は「龍」という名前にあやかって“ドラゴンボール”と称される。自身の長所を問われ「直球です」と即答するほどだ。「(角度ある投球を)生かしてどんどん三振を取れる投手になりたい。球速も5キロ以上アップさせたい」と理想を語った。

 「龍」は、両親の「強く、たくましく育ってほしい」という願いが込められている。契約金については「お世話になった方、親にしっかり使いたい」。具体的な使い道は「まだ…いま考えています」と照れくさそうに笑った。

 同級生の山本は、開催中のプレミア12の日本代表に選出された。いずれは国際大会も? という問いには「そうですね」と意欲。だが、まずは巨人で活躍することが第一だ。「1年目からできるだけ早く東京ドームのマウンドに上がれるように頑張ります」。“巨人の龍”が勝負の世界に殴り込みをかける。(玉寄 穂波)

 巨人・織田スカウト「190センチからの力強い直球にひかれた。190センチあったら細くて力強さがない場合もあるが、それを感じさせない。投球フォームのバランスがいい。しなやかと言えばしなやか、パワフルと言えばパワフル。巨人の投手ではいない感じ。まずは150キロのボールを生かして中継ぎから。将来はローテーションに入ってほしい」

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