花巻東に女子硬式野球部誕生…岩手県内初、東北で2校目 男子は大谷や菊池ら輩出の名門

全国大会入賞者を記した石碑の前で笑顔の花巻東・河野さん(右)と田口さん
全国大会入賞者を記した石碑の前で笑顔の花巻東・河野さん(右)と田口さん

 春3度夏10度の甲子園出場を誇り、マリナーズ・菊池雄星投手(28)やエンゼルス・大谷翔平投手(25)らメジャーリーガーを輩出している花巻東(岩手)に、来年度、女子硬式野球部が創部されることが7日、明らかになった。名門校に誕生する県内初の女子硬式野球部で、男子の活躍に負けじと日本一を目指す。

 日本を代表する名選手、菊池や大谷を育てた花巻の地に、女子の高校野球日本一を目指すチームが誕生する。東北の高校で女子硬式野球部は、クラーク記念国際仙台校(宮城)に次いで2校目。小田島順造校長は「やるからにはビジョンを持って、一歩一歩手堅くしっかりと進んでいきたい」と話した。

 すでに1期生“予備軍”もいる。河野瑠生さんと田口雛乃さん(ともに1年)の2人だ。現在は軟式野球部所属だが、女子硬式野球部入部を見据えて、2人だけ硬球を使って練習をしている。中学時は女子軟式野球チーム・絆ヴィーナスでプレーしていた河野さんは「高校でも野球がやりたかったし、プロを目指していくのなら硬式のほうがよかった」。中学ではソフトボール部の田口さんは「ボールの大きさが違うので最初は戸惑った。(球が硬くて)痛いけど、楽しいです」。河野さんは兄が同校野球部OBで、2013年夏の甲子園4強メンバーの幹(もとき)さん。花巻東とは深い縁がある。

 女子の全国大会は3月の選抜と7月の選手権、2年生以下による8月のユース選手権がある。「楽しく、仲良くやることが一番。そこから日本一になれるチームを作り上げていけたらいい」と河野さん。今は2人しかいないため、キャッチボールなど限られたメニューしかできないが、来年4月には新1年生を中心にチームが発足する。新入生が数多く入部し、公式戦に出場する日を心待ちにしながら、練習を重ねる。

 ◆女子硬式野球の現状 全国大会として、3月開催の全国高校女子硬式野球選抜大会、7月開催の全国高校女子硬式野球選手権、8月の全国女子硬式野球ユース大会の3大会が行われる。今年は選抜に26チーム、選手権に32チーム、ユース大会に24チームが参加。連盟加盟校が少ないため、各県予選はない。昨年創部したクラーク記念国際仙台校は、今年3月の選抜と8月のユース大会で、ともに準優勝した。

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