ソフトボール・山田恵里、200打点達成も記録より記憶…リレーコラム

山田恵里
山田恵里

 9月の日本リーグ、NECプラットフォームズ戦で5回1死満塁から中前適時打を放ち、リーグ通算200打点を達成できました。昨季の通算400安打の時もそうですが、入団から18年目での達成は早いのか、よく分からない。打点の意識は持っていないけど、走者がいる時に回ってきたらかえすのが自分の仕事。一人で積み重ねられる記録ではなくて、みんながつないでくれたから達成できたと思います。

 でも正直に言うと、記録は特に意識していなかった。記録より“記憶”に残るプレーをしたいと常に思っているからです。私のプレーで誰かを元気にしたり、見ている人に「そういうプレーをしたい」と感じてもらうことが大事だと思っています。

 私の中で記憶に残るプレーは、中学の時に甲子園へ見に行った“松坂世代”の球児です。エース・松坂大輔投手率いる地元・横浜高の応援に、母と夜行バスに乗って行ったんです。98年、PL学園との延長17回を制した、あの準々決勝でした。私自身もちょうど野球からソフトボールに転向しようというタイミングだったこともあって衝撃を受けました。甲子園には行けないけど、私もああいう場に立ちたい。ソフトボールの世界で活躍したいと強く思いました。

 東京五輪まで残り8か月。リーグの期間ではありましたが、毎日五輪で戦う相手をイメージしながら練習はしていました。強敵は米国だけではないんです。五輪までに、いろいろな打ち方をできるようにしたい。気持ちの面でも何があろうと動じないメンタルにしておきたい。まだまだ準備をしていきます。打ち続けるのが私の仕事ですから。

 ◆山田 恵里(やまだ・えり)1984年3月8日、神奈川県生まれ。35歳。小、中学時代は野球をしていた。強豪の神奈川・厚木商でソフトボールを始め、2、3年時にインターハイ連覇。卒業後の2002年に実業団の日立入り。リーグ1年目から本塁打王、打点王などタイトルを総なめ。18年に前人未到の通算400安打。04年アテネ五輪銅メダル、08年北京五輪金メダル。165センチ。

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