「ボヘミアン・ラプソディ」の真実 ブライアン・メイ単独インタビュー全文掲載〈1〉

スポーツ報知のインタビューに応じたブライアン・メイ
スポーツ報知のインタビューに応じたブライアン・メイ
ツアー中ホテルの浴室で写真を撮るブライアン・メイ「QUEEN in 3―D クイーン フォト・バイオグラフィ」から
ツアー中ホテルの浴室で写真を撮るブライアン・メイ「QUEEN in 3―D クイーン フォト・バイオグラフィ」から

 英人気ロックバンド「クイーン」のギタリスト、ブライアン・メイ(72)が初の自叙伝「QUEEN in 3―D クイーン フォト・バイオグラフィ」(NHK出版刊、税別・5900円)を来年1月24日に発売することになりこのほど、ロンドン郊外の自宅でスポーツ報知のインタビューに応じた。大ヒット映画「ボヘミアン・ラプソディ」で描かれたフレディ・マーキュリーと父の確執と和解が、自身の父子関係がモチーフになっていたことを世界初告白。エイズに倒れたフレディとの最後の日々も明かした。(高橋 誠司)

 

 <クイーンサウンドを象徴する自作ギター(レッド・スペシャル)が有名だが、音楽や天文学と共に、ブライアンが子供の頃から傾倒してきたのが立体写真。2017年にイギリスで発売された自叙伝に、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の制作秘話を追加した改訂版の日本語版。専用メガネで浮かび上がる300点超の秘蔵写真と、自身の半生記が264ページのボリュームで収められている>

 ―この本は写真と文章の配分がとてもバランスが良く、大著にもかかわらず、読みやすくできていました。本を作るうえでこだわったところは何ですか?

 「写真にはこだわったよ。立体写真は正しいやり方でやらないと、違和感があるものだからね。ビューアー(専用のメガネ)を通してそれぞれの写真を心地よく見ることができるかどうかという点を懸念していた。というのも、時には正しいやり形ではなかったり、距離があり過ぎたりといった理由から、3Dの本を読んでいて頭痛がするということがあるものだが、そんなことがあってはならなかった。写真に関してはすべて完璧でなければならなかったんだ」

 「そしてもちろん僕たちは写真を復元しようとしていた。どれも古い写真だからフィルムだったし、埃だらけで、中には引き出しの中に仕舞ってあり、探すのが大変なものもあったほどだ。だから見つけ出して修復するという長い作業で、それらが目に飛び込んでくるように本書に掲載したんだ」

 「僕のチームは優秀で、それらすべてを映写機に入れてくれたんだが、ある日、写真が3Dで映し出されるのを見ていて、強烈な感情を抱いた。その時に自分が話した言葉はすべて録音している。それらの写真を見た時に感じたことが口をついて出てきたんだ。あれはすごかったね。平面の写真を見ても、それにまつわる思い出やその時の感情が浮かんでくるものだが、立体写真を見ると、あまりにリアルなので、まるで自分が実際にそこにいるかのような錯覚に陥る。そうやって過去の写真を見ていた時、その当時自分の周囲で起こっていた出来事についての思い出だけでなく、内面で感じていたことも蘇ってきたので、そんな自分の感情もまた本書で文章として表現されている。写真と文章の組み合わせはパワフルなものだと、以前からずっと思っていた。僕にとって、写真と文章は同じように大切なものなんだ」

 <2>に続く

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ツアー中ホテルの浴室で写真を撮るブライアン・メイ「QUEEN in 3―D クイーン フォト・バイオグラフィ」から
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