巨人の育成・田中優大投手(20)が4日、“マヨネーズ投法”で来季の飛躍を目指す。
田中優はサイドから最速150キロを放つ変則右腕。この日の秋季練習でのキャッチボール中、後ろから見ていた原監督から身ぶり手ぶりを交えて指導を受けた。投球時の腕の振りが横振りになっていることを指摘され「いい選手でも、サイドの人でも最後は縦振りになる」と“金言”を授かった。
サイドだからといって大きく横振になりすぎると、力が伝わりにくい。指揮官は「マヨネーズの口が細いものだとピュッと出るでしょ? ピッチングも同じだよ」と独特の表現で説明した。また、踏み出した時にインステップしていた左足を真っすぐにするよう指摘され、すぐに練習した右腕は「ハマッた感じがする」と手応えを感じていた。
秋季キャンプメンバーにも選ばれ、期待の新星として期待がかかる。「教わったフォームを大事にしたい」と気を引き締めた。
◆田中 優大(たなか・ゆうだい)1999年9月14日、山形・鶴岡市生まれ。20歳。羽黒高2年時から投手、3年春は県大会準V、東北大会8強。3年夏は山形大会8強。2017年育成4位で巨人入団。今季はイースタンで7試合に登板し、勝敗なしも計9回4安打1失点、14奪三振。185センチ、76キロ。右投右打。年俸310万円。