【JBCスプリント】菜七子、コパノキッキングで悔しい2着 日本人女性騎手初のG1制覇お預け「とても悔しいです」

スポーツ報知
会見に臨んだ藤田菜七子。表情には悔しさがにじみ出た

◆第19回JBCスプリント・交流G1(11月4日・ダート1400メートル・浦和競馬場、重)

 地方競馬の祭典、JBC競走は3つのG1を4日、浦和競馬場で行った。日本人女性騎手初のG1制覇がかかる藤田菜七子騎手(22)のコパノキッキングはスプリント(ダート1400メートル)で直線で抜け出すもゴール前で、地元・浦和の6番人気ブルドッグボスに首差差されて2着。快挙はお預けとなった。

 快挙は手の届くところにあった。日本人女性騎手として初のG1制覇。4角を先頭で回って最後の直線に向くと、藤田菜七子の操るコパノキッキングは後続に2馬身ほどの差をつけた。ゴールまで200メートル弱。セーフティーリードかと思われたが、外から前走の東京盃で一蹴していたブルドッグボスが強襲。わずか首差。初のビッグタイトルは夢と消えた。

 「とても悔しいです」と菜七子は第一声を発すると、「チャンスのある馬に引き続き乗せてもらい、勝てなかったのが悔しい。もう、そのひと言です」。22歳の乙女の表情を、悔しさだけが支配していた。

 思い描いた通りに運んではいた。ゲート内で待たされたが、課題のスタートもクリア。外めの10番枠だったが、1角へ果敢に攻めて3番手を取った。さらに、「手応えは抜群にあった。向こう正面から自分でハミをとっていったし、抑えつつ邪魔をしないように…」とスムーズに誘導ができたが…。

 村山調教師はこう振り返る。「(1角で)豊さんの馬(ファンタジスト)1頭分、外を回ったのがね。でも、よく頑張っている」と敗因を分析。わずかな枠順によるロスが明暗を分けていた。

 G1初制覇はお預けになったが、チャンスは続く。Dr.コパこと小林祥晃オーナーは「前に行った馬で残っているんだからね。騎乗は良かった。来年は勝てる」と前を向いた。そして、カペラS(12月8日、中山)で仕切り直しへ。「勝つことができなかったので、勝てるように頑張りたいです」。悔しさを胸に、菜七子は次のステップへ進む。(春木 宏夫)

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