【宏太’Sチェック】名古屋がウサギでコンサは亀

PKで今季10得点目を決めた札幌FW鈴木
PKで今季10得点目を決めた札幌FW鈴木

◆明治安田生命J1リーグ第30節 札幌3―0名古屋(2日・札幌ド)

 チームとしての熟成度や完成度の違いを、名古屋戦では見せつけてくれた。ルーカスが決めた3点目は、1タッチの連続で相手DFが止まって見えたほど。あれが札幌がやりたい形だし、残り試合でも同様のシーンを何度も出してくれるであろう、見事な得点だった。

 快勝といえる中でも、深井が素晴らしかった。名古屋のボランチも強力だったが、ボール奪取率は高かったし、後ろで取った際なども、ダブルタッチで相手をいなしたりしていた。持ち前の強さに、宮沢が出すような巧みなプレーを継承し、うまくミックス出来てきている。先制のゴールまで決めてくれて、成長を随所に見せてくれた。

 ACL出場圏の3位以内こそなくなったが、マークされる存在になってきた中で2年連続トップ10入りしているのだから、立派な成績といえる。名古屋のように金をかけて一気に強くしていくようなクラブに対し、札幌は地道に体制を築き上げてきた。「ウサギと亀」じゃないが、監督力の差も含め、この試合で全てにおいて上回っていたのは亀の札幌。勝てる雰囲気を作ってくれるサポーターを含め、全体が一つとなって着実に進化している事を、結果で示した。(吉原 宏太、1996~99年札幌FW)

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