【札幌】武蔵、2年連続10発…倒されてPK「自分で蹴る」代表へアピール

後半26分、PKで今季10得点目を決めた札幌FW鈴木は、観客席に向かって背番号をアピールする(カメラ・砂田 秀人)
後半26分、PKで今季10得点目を決めた札幌FW鈴木は、観客席に向かって背番号をアピールする(カメラ・砂田 秀人)
前半35分、先制点を決めた札幌MF深井(左から2人目)は仲間と喜び合う
前半35分、先制点を決めた札幌MF深井(左から2人目)は仲間と喜び合う

◆明治安田生命J1リーグ第30節 札幌3―0名古屋(2日・札幌ド)

 北海道コンサドーレ札幌が、3―0の快勝で5試合ぶり白星を挙げた。ホーム・名古屋戦は前半35分、MF深井一希(24)のゴールで先制。後半26分にはFW鈴木武蔵(25)が今季10点目となるPKで3点目を決めた。鈴木は2年連続2桁得点。6日に発表されるカタールW杯アジア2次予選の日本代表入りへ向け、10月は選出されなかった鈴木が、返り咲きへ存在感を示した。

 抱きかかえたボールを、誰にも渡す気はなかった。1―0の後半23分、DF裏へ抜け出した鈴木が、名古屋DF吉田に倒され、PKの機会を得た。「自分で蹴りたいという思いだけだった」。吉田が退場になる判定に名古屋の抗議が続く中も、ボールを見つめ、集中力を保ち続けた。3分後、ゴール左に決めた一発は今季10得点目。「2桁は取りたかったので」。2年連続の大台到達で、得点した試合の不敗を13戦に伸ばした。

 屈辱の思いを振り払った。10月26日のルヴァン杯決勝・川崎戦はノーゴールに終わり、チームもPK戦で敗れた。「気持ちを切り替えるのは簡単ではなかった」。ただピッチで痛感した悔しさを晴らすのは、ピッチでしかなかった。「残り5戦、敗戦を糧にやっていこうと」。そう誓った最初の試合でリーグ戦5試合ぶり得点を決め、勝利へと導いた。

 持ち味のスピードがあったからこそ生まれた得点で、6日の日本代表発表での再選出へ、アピールに成功した。10月に行われたW杯アジア2次予選のメンバーには選出されなかった。「もちろん悔しかったが、FWは結果を残していけばいい。『ルヴァン杯にも出られるしラッキーじゃん』と落ち込みはしなかった」。下は向かずに来た。

 代表への思い入れは当然ある。ただ今回も過度な意識は捨てる。「選ばれればラッキー、選ばれなきゃ仕方ない」。その根底には確固たる信念がある。「札幌でしっかりやればチャンスは来ると思うので。シーズン初めに立てた目標は15点。あと5点、取れるようにやらないと」。一番は札幌のため。武蔵のその考えにブレはない。(砂田 秀人)

試合詳細
後半26分、PKで今季10得点目を決めた札幌FW鈴木は、観客席に向かって背番号をアピールする(カメラ・砂田 秀人)
前半35分、先制点を決めた札幌MF深井(左から2人目)は仲間と喜び合う
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