【ソフトバンク】育成1位“石塚キャノン”目指す…強肩武器に育成から正捕手・甲斐に続く

ソフトバンク・作山スカウト(右)と福元スカウト(左)と一緒に笑顔で記念撮影する黒沢尻工・石塚(中央、カメラ・有吉 広紀)
ソフトバンク・作山スカウト(右)と福元スカウト(左)と一緒に笑顔で記念撮影する黒沢尻工・石塚(中央、カメラ・有吉 広紀)

 ソフトバンクから育成1位指名された黒沢尻工(岩手)の石塚綜一郎捕手(18)が31日、北上市内の同校で指名あいさつを受けた。同じ育成出身で、強肩を武器に正捕手に上り詰めた甲斐拓也捕手(26)と同じように成長していく事を決意した石塚が、まずは支配下選手登録を目指して腕を磨く。

 同じ育成から夢をつかんだ先輩を手本に、成長してみせる。目標を問われた石塚は、「育成から支配下になって、日本一のチームの捕手として活躍されている甲斐選手を目標にやっていきたい」。“甲斐キャノン”と呼ばれる強肩で侍ジャパンにも選ばれ、今年137試合に出場したソフトバンクの大黒柱のようになることを、堂々宣言した。

 本格的に捕手に取り組み始めた昨秋、日本シリーズで6連続盗塁阻止などの活躍でMVPに輝いた甲斐のプレーに目を奪われた。スローイングの映像を見て、二塁送球の際に左足を一歩前に出す動作などを取り入れたこともある。「(甲斐に)育成のときの経験や練習方法を聞いてみたい」と石塚。自身も、4強入りした今夏の岩手大会で投手として143キロを計測した、持ち味の肩の強さを更に伸ばしていく。

 成長できる環境がある。冊子などで施設の様子を紹介されたことを明かした石塚は、「寮のすぐ近くに(室内で)打撃練習できる場所があったり、二軍のグラウンドもきれい。大きく成長できるかなと思う」と胸を躍らせた。岩手は冬場に雪が降るため、グラウンドを使えない時期も多い。1年中、思う存分練習に打ち込める環境がうれしいのだ。また主に育成選手がプレーする三軍など多くの実戦経験の場がある。高校通算39本塁打と長打力のある打撃、まだ経験の浅い守備の両面を鍛えられるはずだ。

 「育成で経験を積んで、まずは支配下(登録)を目指していきたい」と意気込みんだ石塚。今年創立80周年を迎えた黒沢尻工にとっても、ドラフト指名はうれしい話題だ。同校では5年連続で花園出場を決めたラグビー部が有名だが、野球部も負けていない。甲斐のような日本一の捕手になるまで、石塚が着実に力をつけていく。(有吉 広紀)

 ◆石塚 綜一郎(いしづか・そういちろう)2001年6月7日、秋田市生まれ。18歳。小3で野球を始め、岩見三内中では秋田南シニアに所属。黒沢尻工では1年春から三塁、2年秋から捕手でプレー。甲子園出場はなし。高校通算39本塁打。181センチ、83キロ。右投右打。家族は母と祖父。血液型B。

 ◆強肩強打の城島になれ

 〇…あいさつに訪れたソフトバンク・作山和英アマスカウトチーフ補佐(50)は「城島(健司)のような、打撃も良くて肩も強い捕手になってくれるんじゃないか」と強肩強打の捕手への成長を期待した。捕手経験は浅いが、「未熟なところもあるが、伸びしろととらえて指名させていただいた」と作山スカウト。恵まれた環境でどんどん実力をつけていく。

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