大相撲の大関・高安(29)=田子ノ浦=が31日、福岡・大野城市のホテルで婚約発表会見を開いた。28日に演歌歌手の杜(もり)このみとの婚約が報じられて以来、初めてとなる二人で公の場。会見には、報道陣約80名、テレビカメラ10台が集まった。九州場所(11月10日初日・福岡国際センター)を約10日後に控える中、そろって会見に臨んだ。会見の一問一答は以下の通り。
―今の気持ちは
高安「とてもすがすがしい気持ち」
杜「日頃ファンの皆様にも暖かく支えていただきつつ、出会いのきっかけも福祉大相撲で、見守っていただきながらの本日を迎えられた。すごく晴れ晴れとしたスッキリした気持ちです」
―どんな家庭を築きたいか
「まだまだ現役。自分の仕事全う、精進して、それぞれの夢を叶えたい」
杜「しっかり支えあいながら、励まし合って精進しようという気持ち」
―師匠からはどんな言葉を
高安「親方にも、大変喜んでいただいた。細川師匠にも、お褒めの言葉を頂いてうれしく思います」
杜「師匠は大相撲が大好きで、高安関の大ファン。『本当によかったな』と言ってもらった」
―今後の目標
高安「ますます相撲に精進して、優勝目指して、番付あげること。一生懸命頑張ります」
杜「心に寄り添えるような、演歌歌手といえば杜このみだよねといわれるように精進します」
―出会いのきっかけは
高安「初めて会ったのは、2016年の福祉大相撲。初めて共演しまして。その後に、田子ノ浦部屋の千秋楽パーティーで、(杜が)細川師匠についてパーティに出席していた」
―第1印象は
高安「とてもりんとしていた。着物が映える、すてきな女性だなと思った」
杜「とにかく、歌が上手で。負けたくないなと思うくらい上手だった」
―付き合いをするきっかけ
杜「自然と、お付き合いしましょうか、という流れになった。それまでは食事で会ったりしていて、誠実な方だなと思っていた」
高安「変わらずに優しくて、みなさんに思い入れがあって、暖かい方。今も昔も変わらないすばらしい方」
高安「忙しい時も、合間をぬって会っていただいて、気を使っていただいた。食事も作って頂いた。いろんな面でサポートして頂いた」
―どんな料理を
高安「自分は煮魚がすきなので。お願いして、鯖の味噌煮を作ってもらった」
杜「正直、最初は料理は全然得意ではなくて、本をとにかく買って、新幹線で読んで、これを作ってみようと。参考にしながら少しずつ勉強した」
―プロポーズは
高安「このみの誕生日の日、7月2日に。ストレートに、結婚しようと」
杜「最初はビックリして、え?本当に?と。本当にうれしくて、胸がいっぱいになりました」
―結婚を決めた一番の要因は
高安「とても根がまじめで、思いやりのある方。自分が今後親方の立場になっても、弟子にたくさんの思いやりを持ってくれると思った」
―デートはどんなところで
杜「飲食店で、数名で食事をして、それぞれで帰るという感じでした」
―行ってみたいデートなどは?
杜「映画館に行ってみたいですね」
―互いに何と呼んでる?
高安「下の名前で、『このみ』と呼んでます」
杜「『あきらさん』と呼んでます」
―どんな家庭を築きたいか
高安「愛情のある、幸せな家庭を築きたい」
杜「帰ってきたら安心するような家庭を作りたい」
―子供は何人くらい欲しい?
高安「2、3人くらいできればいいなと思います」
―子供は力士に?
「子供のやりたいことをやらせたい」
―カラオケデートはある?
杜「友人を交えて。大関は演歌も上手。演歌で盛り上がることもあった」
―大関と結婚するにあたって
杜「仕事と両立できるように、しっかりそれぞれの夢に向かっていきつつ、支えあって二倍の力で頑張っていこうと思っているし、支えられるように頑張りたい」
高安「本人が歌ってる姿が、とても励みにもなる。互いに頑張れるように一生懸命、支えあっていこうと思います」
―婚約会見ということだが
高安「入籍も、まだ決めてない。二人で話し合って決めたい」
杜「まずは自分の目標に向かって、大関は横綱、私は年末の番組に“王手”をかけたいです」
―両親には
高安「東京で食事に4人で行ったときに、婚約をしましたと」
杜「お父様、お母様もとてもやさしくて。お母様はとても料理が上手で、『このみちゃんは帰りが遅いから』と料理を作って持ってきてくれて。本当に優しい家庭だなと思った」
高安「とてもすてきなご両親、。思いやりのある方。自分の家族にすごく似てるなと感じるところあった」
―ダブルのおめでたは?
高安「いまのところはまだです」
―婚約指輪は
杜「プロポーズをして頂いた日に、指輪も頂いた。すごくびっくりして、すごくきれいだねーと言っていました」
―指輪について
高安「そうですね、頑張りました。ハリーウィストンの指輪」
―荒磯親方には
「握手をして、おめでとうと一言、満面の笑みで言ってもらいました」