【ロッテ】佐々木朗希の育て方 30ページマニュアル作成…大谷やダルの場合は?

スポーツ報知
ロッテからドラフト1位指名された大船渡高・佐々木は独自の育成マニュアルを参考に日本NO1投手への階段を上る

 ロッテがドラフト1位指名した大船渡高・佐々木朗希投手(17)専用の「育成マニュアル」を作成したことが30日、分かった。球団史上でも超異例の取り組み。同じ高卒ドラ1で体形が似ている、日本ハムで活躍したダルビッシュ有(現カブス)や大谷翔平(現エンゼルス)のケースを参考にしているという。最速163キロを誇る“令和の怪物”仕様のアイテムを駆使し、日本NO1投手へ育て上げる。

 球団の総力を結集した「朗希育成プロジェクト」第1弾が静かに動き始めた。ドラフト1位指名した佐々木独自の「育成マニュアル」が作成されていることが判明した。同じ高卒ドラ1で190センチ、85キロとサイズが似ていることもあり、ダルビッシュや大谷のモデルケースを参考にした“プロの歩み方”が、約30ページにわたり記されているという。

 このマニュアルには2人の成績や成長過程で行ってきたトレーニング法などを事細かくデータ化したものも、グラフなどを用いて、わかりやすく掲載。さらに、球団でも3年目でチームトップタイの8勝を挙げた種市と5年目で5勝した岩下の高卒コンビのモデルもつづられている。身近な先輩のこれまでの歩みを参考にすることで、朗希に合った成長の道筋を照らし出す狙いがある。また、千葉・鴨川での秋季キャンプ中には投手・トレーニングの各担当コーチが集結し、佐々木の「育成法」について話し合う時間も設けられる予定だ。

 高校3年時に195センチ、84キロだったダルビッシュは1年目の05年は14試合に登板し5勝5敗、防御率3・53をマーク。翌06年から6年連続で2ケタ勝利を挙げた。ウェートトレーニングと食トレで体重を10キロ以上増加させるなど努力を重ねてパワーアップ。11年オフにメジャー挑戦するための下地を作った。

 一方、18歳時に193センチ、86キロだった大谷は投打二刀流の育成プランを基に、ルーキーイヤーの13年に投手として13試合で3勝0敗、防御率4・23をマーク。打者では77試合で打率2割3分8厘、3本塁打、20打点とインパクトを残し、翌14年からは3年連続で2ケタ勝利し、日本最速165キロを計測するまでに進化した。17年オフに海を渡る決断を下した際には体重も97キロを超えるほど、たくましい体つきになっていた。

 将来の目標として「日本最速」と「メジャー挑戦」を胸に秘めている“令和の怪物”。球界の宝をピカピカのダイヤに磨き上げる準備はもう始まっている。(長井 毅)

 ◆ロッテ近年の高卒投手育成 高卒投手は球団の方針により、1年目は実戦よりも体作りのためのメニューを中心にトレーニングを行う。2軍で指導経験もある川越投手コーチは「無理して投げさせない。実戦期間に入っても中6日とか中10日くらいの登板間隔を空ける」と育成行程を説明。故障防止を最優先に練習した上で「同い年の大卒投手が入ってくる4年後までに先発ローテに入ることを目標にして」育成するという。13年ドラフト6位の二木が2年目に1軍デビューを果たすと、3年目に7勝を挙げ、今季も3年目の種市がチームトップタイの8勝をマークするなど素質が開花している。

 ◆ダルビッシュ有の場合

 ▽1年目(05年)14試合5勝5敗[防]3.53

 ▽2年目(06年)24試合12勝5敗 [防]2.89

 ▽3年目(07年)26試合15勝5敗 [防]1.82

 ▽4年目(08年)25試合16勝4敗 [防]1.88

 ▽5年目(09年)23試合15勝5敗 [防]1.73

 ◆大谷翔平の場合

 ▽1年目(13年)13試合3勝0敗 [防]4.23

 ▽2年目(14年)24試合11勝4敗 [防]2.61

 ▽3年目(15年)22試合15勝5敗 [防]2.24

 ▽4年目(16年)21試合10勝4敗 [防]1.86

 ▽5年目(17年)5試合3勝2敗 [防]3.20

 

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