ハロウィーンの渋谷、やぐら25基で監視&「DJ警備員」配備で厳戒

ハロウィーンに向けて警戒の警察官が立つ渋谷のスクランブル交差点
ハロウィーンに向けて警戒の警察官が立つ渋谷のスクランブル交差点
普段は交差点が見渡せる通路の窓はすべてふさがれた
普段は交差点が見渡せる通路の窓はすべてふさがれた
渋谷区が定めたハロウィーン警戒区域
渋谷区が定めたハロウィーン警戒区域

 ハロウィーン当日となる31日、仮装した若者や外国人らが殺到することが予想される渋谷駅周辺に、渋谷区が25基もの櫓(やぐら)を設置し「DJポリス」ならぬ「DJ警備員」を配備することが30日、分かった。

 渋谷区安全対策課によると、高さ1・5メートルの櫓を組むのは、ハロウィーン期間中の路上飲酒禁止条例の警戒対象区域にもなっている駅西口のスクランブル交差点からセンター街を中心とした一帯。31日昼頃から順次設置する。25か所もの監視拠点を置き、トラブルや犯罪に対して例年以上に目を光らせる。

 今年、渋谷区は初めて民間会社に警備業務を委託。ハロウィーン当日は警視庁と協力して計100人の警備員を配備するが、目玉となるのは櫓に上がる「DJ警備員」。それぞれ拡声機を片手に、滞留を避ける安全な通行などを呼び掛ける。トラブルなどに対応する際の権限は限られるため、“有事”の際は警官と連携する。

 警視庁は、サッカー日本代表の試合当日の取り締まりのため、2013年から「DJポリス」をスクランブル交差点の周辺に配備。16年からはハロウィーン当日にも出動している。ユーモアあふれる語り口で話題を集めただけに「DJ警備員」たちのトークセンスも注目されることになりそうだ。

 渋谷区では、近年のハロウィーン期間中に犯罪や迷惑行為が相次いでいることを受け、今年は特に対策を強化。費用として補正予算約1億300万円を計上し、6月には期間中の一部時間帯で路上飲酒を禁止する条例を施行した。今回の櫓25基設置と「DJ警備員」の配備も、区が主体となって行う対策の一環となる。

 秋の祭典を翌日に控えた30日夕方、スクランブル交差点では渋谷署員や機動隊員ら数十人が周辺を警戒。赤信号での横断を試みる歩行者に警笛で注意を与えるなど、早くも厳戒ムードに包まれていた。

 ◆通路窓に目張り

 JRと京王井の頭線をつなぐ複合施設「渋谷マークシティ」内の2階連絡通路は、スクランブル交差点を近距離から見下ろせる人気スポットだが、ハロウィーン対策としてガラス張りの窓は全てシートで目張りされた。同社担当者は「道路の上空部分ですので、通行者を滞留させるのは危険と判断しました」と説明。近年は大みそかのカウントダウン時に同様の対応を取っていたが、ハロウィーン対策は初めてという。

 ◆道頓堀はダイブ警戒

 大阪では道頓堀や、若者の街・アメリカ村の三角公園周辺が仮装パレードでごったがえすが、大阪府警南署は最大250人の警備態勢を敷く予定。阪神の優勝やサッカーW杯時の“道頓堀ダイブ”が有名な戎橋では昨年のハロウィーンで数人が道頓堀川に飛び込んだ。同署は「私服警官も交えて、戎橋の上が過密にならないよう注意を呼び掛ける」と警戒を強める。

ハロウィーンに向けて警戒の警察官が立つ渋谷のスクランブル交差点
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