【巨人】来季は「勝利と育成両立」原内閣 首脳陣平均45歳未満は17年ぶり

来季、原監督(右)と共に日本一を目指す元木ヘッドコーチ
来季、原監督(右)と共に日本一を目指す元木ヘッドコーチ
平成以降の巨人首脳陣平均年齢
平成以降の巨人首脳陣平均年齢

 巨人は29日、来季コーチングスタッフを発表した。ファームも含め、原辰徳監督(61)ら全首脳陣29人の来季平均年齢は44・5歳。平均が45歳未満となるのは、第1次原政権の03年以来17年ぶりで、平成以降でも5度目という新鮮な顔ぶれとなった。2軍も阿部慎之助監督(40)を筆頭に選手と年齢の近い豪華スタッフが集結。伝統継承と近未来の主力育成も期待できる「フレッシュ内閣」で日本一奪回を目指す。

 8年ぶりの日本一へ2020年原巨人の組閣が固まった。平均年齢44・5歳(20年に迎える満年齢)というフレッシュなメンバー構成で、若手育成に重点を置く球団方針が反映された。

 阿部監督が率いる2軍では、村田修一野手総合、杉内、木佐貫両投手、実松バッテリーと「松坂世代」の4コーチが並んだ。守備走塁部門も片岡、松本両氏ともに30代。大塚球団副代表が「球団として育成にシフト、チェンジして若手を育てていこうとしている」と話していたように、選手に年齢が近いコーチの配置で鍛錬の環境を整えた。

 今季の2、3軍はコーチを「ファームコーチ」に統一。監督以外はシーズン中にコーチも2、3軍入れ替わりながら情報共有を密にしたが、一方で投手でいえば常に1軍を意識し、いつ昇格の声がかかってもいいように1軍公式戦と連動させてファームの先発日程を組んできた。1軍の有事に備えるために登板間隔を逆算して球数やイニング数を制限するも、結果的に昇格の機会がなかったということも複数あった。

 大塚副代表は「1軍のローテーションに合わせてしまっていたので、やりにくい面があった。あれは育成には適さないのではと。ファームでしっかり投げさせないと」と分析。2、3軍コーチを明確に分けることで、1軍に向けた調整でなく、目の前の各試合に集中させてレベルアップを図る。全体の管理役として水野1軍投手コーチを1~3軍の巡回投手コーチとした。

 3軍も豪華布陣だ。育成選手出身の山口鉄也氏がコーチに初就任。今季BCリーグ富山で監督を務めた二岡氏が総合コーチを務める。

 ピラミッドの頂点にある1軍スタッフもブラッシュアップした。今季は空位だったヘッドコーチには元木内野守備兼打撃コーチが配置転換。大塚副代表が「選手にも監督にも遠慮せず話ができる。野球を勉強している」と期待する指導力で指揮官を支え、吉村作戦コーチがそれをサポートする。打撃コーチ不在だが、外部招へいの石井琢朗氏と、後藤氏が「野手総合」として幅広く指導していく。

 勝利と育成の両立を目指すフレッシュな新体制は、11月1日の秋季練習初日から始動予定。コーチも育てる方針の原監督のもと、適材適所で力を発揮して一枚岩となる。(片岡 優帆)

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