台風後の鹿島沖で4・37キロの良型マダイ…報知フィッシングフェスタ

優勝した山口さんが釣り上げた4.37キロのマダイ(植田丸で)
優勝した山口さんが釣り上げた4.37キロのマダイ(植田丸で)
マダイ釣り大会の参加者
マダイ釣り大会の参加者

 報知フィッシングフェスタのマダイ釣り大会が27日、茨城・鹿島港の報知指定・植田丸で行われた。参加者15人は鹿島沖へ出て、テンヤや小型ジ鹿島沖グで大型1尾の重量で競った。台風21号が通過した後で、釣りには厳しい条件だったが、それでも4・37キロの良型マダイを上げた茨城町の山口昌治さん(53)が優勝、2016年のマゴチ釣り大会以来、2度目の栄冠に輝いた。

 3メートル近いウネリに濁った潮。さらには表層と底の潮の流れが違う二枚潮が加わって、マダイ釣りには最悪といってもいい条件。釣り場の鹿島沖に着いて、さすがに植田竜也船長(31)も「これは厳しいなぁ」と弱音を吐いた。しかし、マダイは食ってきた。釣り場は鹿島沖水深30メートル。競技開始から1時間ほどして鹿嶋市の野口晴行さん(61)が、0・63キロのマダイを上げた。ライバルが釣り上げた1尾だが、船上は嫉妬よりも「マダイはいる」という期待感が充満した。

 山口さんはこの1尾を見て、テンヤを8号から5号へと軽くした。これで重点的に底近くを狙った。「潮が濁っていたので、マダイは宙層には浮いていないと思い、根掛かり覚悟でテンヤを転がしました」という。

 この狙いが当たった。午前8時過ぎ、山口さんの竿が大きくしなった。「あまり引かないよ。ヒラメかもしれない」と余裕の表情でリールを巻いていく。しかし、5メートルほど巻き上げたところでハリ掛かりした魚は急に暴れ出した。下へ下へと強烈に引き込んだ。これにはさすがの山口さんも「これはデカいマダイかも」と慎重にやり取りを始めた。リールを巻いてはドラグが滑って道糸が引きずりだされていく。攻防は5分近くに渡った。

 ゆらゆらと水面近くに上がってきた魚体。「マダイだ」。「デカい」。山口さん以上に周りの釣り人が興奮していた。タモ網に収まったのは4・37キロの良型。「テンヤのサイズを変えたことも良かったかもしれないが、潮が暗かったので色をオレンジベースにグローのシールを貼ったものにしたことも良かったのではないかなぁ。底で目立つからね」と作戦的中にしてやったりの表情を見せた。

 この直後、40グラムのジグで釣っていた行方市の長峰勉さん(61)が、3・11キロのマダイを上げた。しかし、それ以降はトップの座を揺るがすようなマダイは釣れなかった。山口さんは3年前のマゴチ釣り大会以来、3年ぶりの優勝。「今はテンヤとルアー釣りしかしません。だからこそ、この大会で勝ててうれしい」と喜びをかみしめていた。(高田 典孝)

 ◆めも 鹿島港植田丸(TEL0299・82・3773)。11月1日からはヒラメを狙う。今季からオモリ50~60号を使ったライトタックル専門となる。レンタルのタックルもある。料金、出船時間などは要問い合わせ。

優勝した山口さんが釣り上げた4.37キロのマダイ(植田丸で)
マダイ釣り大会の参加者
すべての写真を見る 2枚

ライフ

NEWS読売・報知 モバイルGIANTS ショップ報知 マガジン報知 個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真販売 法人向け紙面・写真使用申請