【広島】畝コーチ長男・章真が仮契約「父の思いに応えたい」悲願のプロ1勝へ

仮契約を結んだ広島育成ドラフト3位の畝(右)(左は白武スカウト部長)
仮契約を結んだ広島育成ドラフト3位の畝(右)(左は白武スカウト部長)

 広島は29日、育成ドラフト3位の畝章真(うね・たかまさ)投手(24)=四国IL香川=に高松市内の同球団事務所で指名あいさつを行い、支度金290万円、年俸300万円で仮契約を結んだ。

 サラブレッドながら“雑草派”だ。父は今季まで広島1軍投手コーチを務めた同OBの畝龍実氏(55)。しかし内野手だった広島新庄高では3年間を通して公式戦でベンチ入りできなかった。しかし引退前後に「父も投手だったんだから、俺もやってみよう」と投手に転向。自ら名古屋商大のセレクションを受験して合格し、3年秋のリーグ戦で公式戦初マウンドを踏むまでに成長した。

 昨春、四国IL香川入り。投手転向から昨年までスリークオーター右腕だったが、また“転向”した。NPBで通用する一芸を求めて、今年の後期シーズンからアンダースローに近いサイドハンドに変えたのだ。西武・潮崎(現西武編成ディレクター)、ヤクルト・高津(現ヤクルト監督)の画像に見入り、シンカーを習得。母・深雪さん(55)には試合動画の撮影をお願いし、現役時代は左サイドだった父に見てもらい、アドバイスを求めた。「これはダメだ」「もっとこうすべきだ」というスマホ越しの金言に耳を傾けた。

 その父は来季から育成選手らを指導する3軍統括コーチに就く。それでもジュニアは「自分で区別しないといけない。父ではあるがコーチ。いち選手として扱ってもらう」と無用の甘えを断ち切るつもりだ。父は故障に悩まされ、プロでは7試合の登板に終わり、白星を挙げることはできなかった。「父の強い思いを引き継いで、応えたい。1軍で登板を果たして、白星も飾りたいです」。まずはファームで結果を出し、支配下登録を勝ち取る。そして親子鯉2代の悲願をかなえる。

 ◆畝 章真(うね・たかまさ)1995年9月9日、広島市安佐北区出身。24歳。口田小3年から口田育成会ソフトボールクラブで三塁手としてソフトボールを始め、口田中(野球部)、広島新庄高、名古屋商大を経て2018年に四国IL香川入り。最速142キロの直球を軸に、スライダー、カットボール、フォーク、シンカー、ツーシームを投げ分ける。右投両打。177センチ、83キロ。家族は両親と弟。

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