女優の浜木綿子(83)が28日、日本を代表する名女優として活躍した八千草薫(本名・谷口瞳)さんの死去を受け、所属事務所を通じてコメントを発表した。
ドラマ「岸辺のアルバム」「やすらぎの郷」など舞台、テレビ、映画に日本を代表する名女優として活躍した八千草さんは、2017年春に乳がんが発見されてがん闘病が始まり、病を伏せて仕事を続けたが、すい臓から肝臓に転移した今年2月、がんであることを公表。療養に専念し、仕事復帰を目指していたが、力尽きた。24日、午前7時45分、すい臓がんのため、都内の病院で亡くなった。88歳だった。
浜のコメントは以下の通り。
驚きました。
私が宝塚歌劇団に入団したときにはもういらっしゃらず、
退団してから、『放浪記』の初演など、東宝の舞台でご一緒いたしました。
本当に美しい方で芯には強いものをお持ちでした。
あのお年まで美しさを保っていらっしゃいましたし、
まだまだおやりになりたかったと思います。
最後にお会いしたのはある方のお葬式でした。
最近、山登りしていらっしゃいますか?とお尋ねしますと、
年ですからやめましたと仰いました。
養生していらっしゃったと思いますが、本当に残念です。
また一人、また一人と上級生がいらっしゃらなくなって寂しいです。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。