【無良崇人の目】ミス回避の上で得点を稼ぐ羽生のすごさ

キスアンドクライで笑顔を見せる羽生(左はブライアン・オーサー氏)
キスアンドクライで笑顔を見せる羽生(左はブライアン・オーサー氏)

◆フィギュアスケート GPシリーズ第2戦スケートカナダ 最終日(26日、カナダ・ケロウナ)

 圧巻のフリーでした。SPに引き続き動きも良く、羽生選手自身も悔いなく終われた試合だったのではないでしょうか。特に4回転トウループ―1オイラー(つなぎのジャンプ)―3回転フリップの連続ジャンプは素晴らしい出来だった。3回転フリップに持っていくためには、1オイラーの着氷で、フリップの踏み切り姿勢になっていないといけない。この高難度のコンビネーションを組み込めるのが、羽生選手のすごさです。

 アクセルを除く4回転で最高難度のルッツを入れる場合は、どうしてもミスのリスクが伴う。それを跳ばない判断をした上で、他のジャンプでいかに得点を稼ぐか。羽生選手にとって、今できる最大限の高難度構成です。

 まだジャンプの着氷で乱れがあるなど、細かな修正点はありますが、改善できれば点は伸びます。11月のNHK杯では、もう一段階上げた内容に仕上げてくるでしょう。(14年四大陸選手権優勝)

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