名城大、3年連続4度目頂点 加世田が3度目で初区間賞「今持ってる力を出せた」

1位でゴールテープを切った6区の荒井(上)を胴上げする名城大の選手たち(カメラ・関口 俊明)
1位でゴールテープを切った6区の荒井(上)を胴上げする名城大の選手たち(カメラ・関口 俊明)
区間賞の名城大5区・加世田
区間賞の名城大5区・加世田
3連覇を達成した名城大の選手たちは笑顔でポーズ
3連覇を達成した名城大の選手たちは笑顔でポーズ

◆報知新聞社後援 全日本大学女子駅伝対校選手権(27日、弘進ゴムアスリートパーク仙台~仙台市役所前市民広場=6区間38・1キロ)

 名城大が2時間4分34秒で3年連続4度目の優勝を果たした。9位でタスキを受けた2区・高松智美ムセンビ(2年)が8人抜きで首位に立つと、最長区間の5区はエース・加世田梨花(3年)が区間賞を獲得する快走を見せた。8位・関大までが来年大会のシード権を獲得した。(天候くもり、気温18度、湿度53%、北西の風1・4メートル=スタート時)

 最長5区で2位と2分5秒差の首位で走り出した名城大の加世田は、差をさらに15秒広げてアンカー・荒井に笑顔でタスキを託した。高校時代からライバルで2年連続5区1位だった大東大・関谷夏希(4年)を4秒上回り区間賞。「下級生の頑張りで勢いよく飛び出せた。過去3年間で一番自分らしく走れた9・2キロ。今持ってる力を出せた」と喜びをにじませた。

 17年は31秒、昨年は21秒関谷に及ばず2年連続の区間2位。昨年は5キロ地点で関谷を5秒上回る16分13秒のハイペースで、飛ばしすぎによる終盤の失速が敗因だった。この日は「最初の5キロを余裕を持って走らせたい」という米田勝朗監督(51)の思惑通り、5キロ通過は16分22秒。加世田は「プラン通りで、今年は後半に足が残っていた」と理想の展開を誇った。28日には母・正子さんが誕生日で還暦を迎える。娘からのプレゼントに母は「本人の目標にもなってたし、よかったです」と喜んだ。

 今ではチームを引っ張り「五輪でメダルを取るのが目標」という実力の持ち主だが、陸上とは赤い糸で結ばれていた。小学校ではバスケ部に所属し、秋に臨時創設される同部全員参加の陸上部に入った。だが小6のときに見た高校の文化祭のファッションショーに一目ぼれ。ファッションデザイナーを志し、専門科がある中高一貫の私立校に進学して「とりあえず」入った陸上部で熱中した。更なる高みを目指して、高校は強豪の成田(千葉)へ進んだ。別の夢がつないでくれた陸上に「出会う運命だったんだと思う」と感慨深げだ。

 今年は1人もエントリーできなかった4年生が、熱田神宮で買ったお守り付きのタスキでつないで3連覇し、自身は杜(もり)の都で負け知らず。来年のV4へ向け大きな壁を乗り越えたエースが、さらなる高みへと覚醒させる。(竹内 夏紀)

 ■2区高松8人抜き 5000メートルの自己ベストで今大会1位の高松は9位でタスキを受け取ると、最短区間の2区で8人抜きの快走を見せて首位に押し上げた。「後半の坂に一気に上げるイメージだった」と残り900メートル付近の坂でギアチェンジ。「残り400メートルで監督から『もっと出し切れ』って声をもらい、力を出し切れた」と1分差をひっくり返した。

 ◆名城大 1995年に部員2人で発足。本大会は99年に初出場してから21年連続出場で、同校史上初の3連覇を達成した。現在の部員は20人。主なOGは津崎紀久代(ノーリツ)。

1位でゴールテープを切った6区の荒井(上)を胴上げする名城大の選手たち(カメラ・関口 俊明)
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