山梨学院大・飯島駅伝監督、復活へ気合注入「絶対に箱根に戻る」

予選会から一夜明けた朝練習の前に選手に向けて話をする山梨学院大の飯島駅伝監督
予選会から一夜明けた朝練習の前に選手に向けて話をする山梨学院大の飯島駅伝監督

 26日に行われた箱根駅伝予選会で17位に終わり、本戦出場が33年連続で止まった山梨学院大が27日、再始動した。飯島理彰駅伝監督(48)は「絶対に来年(20年度)に箱根に戻る」と選手に熱く呼びかけ、危機感を胸に新たなスタートを切った。

 夜が明けきらない午前6時前、通常通り部員たちが緑が丘公園体育館の駐車場に集まった。飯島駅伝監督は練習前に「何年も何年も落ちていたら、絶対に戻れない。“昔の大学”になってしまう。そういう覚悟をもって頑張ってもらいたい」と話し、チームは一歩を踏み出した。

 厳しい現実を突きつけられた。主力が故障を抱えながら臨んだ昨年の予選会と異なり、万全の調整過程で臨みながら17位と惨敗。「落ちた原因が取り組みなのか、雰囲気なのか、いろいろあると思う。そこの何かを変えていかないといけない。戦いは厳しい。練習だけしていれば、あの舞台に立てるものではないと分かったと思う」と指揮官。上田誠仁監督(60)、大崎悟史コーチ(43)ら指導陣だけでなく、選手たちと一体で足りなかった何かを探すつもりだという。

 34年ぶりの予選会敗退。例年、本大会まで貴重な調整期間だった11、12月の2か月間を、落選チームとして迎えるのは事実上初めてだ。すぐに3年生中心の新チームに切り替えるのか、4年生の退寮をどうするかなど、やるべき事はいろいろある。上尾シティハーフマラソン(11月17日)など今後のレースに登録済の4年生もいる。箱根がなくなっても漫然と過ごす訳にもいかない。「創価大さんの例を見れば、去年のこの時期に好成績を残したことが、今年の結果(5位通過)につながった。早く決めたい」と飯島駅伝監督。引き継ぎ時期などを含め、学生主体で意見を集約させるという。

 予選会直後の26日夕方には、出場しなかった部員が通常練習を行った。普段声を張らないマネジャーから大きなかけ声が飛ぶなど、活気に満ちていたという。上田監督は「昨日の練習の気持ちがあれば大丈夫」と呼び掛けた。“昔の大学”となるつもりはない。令和3年の箱根路にタスキを戻すために、厳しい戦いに臨む。(西村 國継)

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