東北福祉大、過去最高タイ14位 エース須藤の離脱でチームひとつに

楽天生命パークをバックに疾走する東北福祉大・古川(右から3人目)、石巻専大・斎藤(右)ら1区の選手たち(カメラ・大好 敦)
楽天生命パークをバックに疾走する東北福祉大・古川(右から3人目)、石巻専大・斎藤(右)ら1区の選手たち(カメラ・大好 敦)

◆全日本大学女子駅伝対校選手権(27日、弘進ゴムアスリートパーク~仙台市役所前市民広場=6区間38・1キロ)

 25校とオープン参加の東北学連選抜の26チームが出場。東北福祉大は2時間11分50秒で、2015年大会に並ぶ過去最高タイの14位でゴール。1区の古川恵里(4年)が区間14位と流れを作り、3人の1年生も力走で続いた。石巻専大は2時間21分38秒の24位に終わったが、1区の斎藤凛(1年)が12位と健闘。東北学連選抜は2時間24分2秒の25番目でレースを終えた。

 ゴール前最後の直線。東北福祉大のアンカー、土屋里菜(1年)は前を行く京産大の若井莉央(2年)を必死に追いかけた。チームメートの「リナー!」の声に最後の力を振り絞ってゴールへ。わずかに2秒届かなったが、14位でのゴールは15年のチーム史上最高に並ぶ順位。チームメートに抱きかかえられて運ばれた土屋は「もう少しで逆転できたので悔しさもあるけど、全員で出せた結果なので良かった」とホッとした表情を見せた。

 危機感がチームをひとつにした。昨年1区7位の須藤ひかる(3年)が体調不良のため、メンバーを外れた。エースの離脱に冠木(かぶき)雅守監督(38)はメンバー発表時のミーティングで「楽しいだけでは強くはなれない。客観的に見れば力は足りない。気持ちで負けてほしくない」などと厳しい表情でゲキを飛ばした。4年連続出場の1区・古川恵里(4年)は「これまで自分は情けない結果しか残せなかった。今度こそ結果を残したい」と気持ちを奮い立たせてスタートラインに立った。

 序盤から上位選手が飛ばす展開の中「冷静に自分の力を出す」ことだけを意識して、14位でリレー。古川の作った流れを後続のメンバーも切らすことなく、ゴールまでタスキをつなげた。4区で区間8位と健闘した武内わかな(1年)は「入学してみんなで目標に向かってがんばる楽しさを感じてきた。応援も力になったし、自分が流れを切らしてはいけない」と声援や仲間の思いを力に変えて杜の都を駆け抜けた。

 総合力でつかみ取った過去最高タイの順位。来年も好タイムを持つ有力な高校生が入学を希望しているといい、更なる躍進も期待できる。土屋は「2秒差で過去最高順位を逃したのは、次への目標になる。次の練習からメンバー同士で競い合ってもっと強いチームにしたい」と決意。さらに上のステージで杜の都を沸かせるための挑戦が始まった。(遠藤 洋之)

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