【無良崇人の目】羽生結弦の「勝負への気持ち」平昌並み気迫

男子SPの演技を終えて、キスアンドクライで笑顔を見せる羽生結弦
男子SPの演技を終えて、キスアンドクライで笑顔を見せる羽生結弦

◆フィギュアスケート GPシリーズ第2戦スケートカナダ 第1日(25日、カナダ・ケロウナ)

 素晴らしい内容で、羽生選手にとって非常に良いGPシリーズの幕開けとなりました。今季初戦の9月のオータム・クラシックよりも確実に良いSP。前戦は、ジャンプへの意識が強く感じられる演技でしたが、今回はジャンプとジャンプの間に入るつなぎの動きも滑らかで、プログラムの最初から最後まで、途切れることなくまとまった演技でした。

 ジャンプでは、後半の4回転―3回転の連続トウループの1本目で着氷が前傾姿勢になり、少し乱れはありましたが、全体的に質は高かった。特に4回転サルコーは加点4.43点、トリプルアクセルは加点4.00点と、ほぼ満点に近い出来で圧巻です。GPシリーズの初戦は、どうしても演技に力みが出る選手が多い中、羽生選手は落ち着いて滑れており、プログラムも全体的に仕上がっている。本人の中でも納得の出来だったと思います。

 今回は「勝負への気持ち」が演技から感じられます。しっかりと前を見据えているような顔つきで、金メダルを獲得した平昌五輪のような雰囲気。いい状態にある時の羽生選手の顔です。フリーもSPのように羽生選手らしく、滑ることができれば、結果はついてきます。(14年四大陸選手権優勝)

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