【箱根予選会】日本人トップ・東京国際大の伊藤達彦“男泣き”の意味…

日本人トップでゴールする東京国際大・伊藤達彦
日本人トップでゴールする東京国際大・伊藤達彦

◆報知新聞社後援 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(26日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地スタート、国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ)

 予選会首位突破を飾った東京国際大は、4年生エースが貫録の走りを見せた。伊藤達彦は17キロ過ぎのアップダウンで一気に仕掛けた。1時間2分34秒でゴールし、日本人トップの全体5位。フィニッシュ後はチームメートに肩を抱かれ、大粒の涙を流した。「日本人トップの目標を達成できた。ここまで努力してくれて、初めて報われたなと感じたので」と、かみしめた。

 結果に思わず男泣きするほど、努力を重ねた夏の日々があった。「合宿では人生で一番走った」。20キロ走を1日2回こなすなど、距離への耐性を体にしみこませた。負荷の高い練習で膝や太ももに痛みが出たが、乗り切って見せた。大志田秀次監督も「トップになれる脚はあったが、今まで勝ったことがなかった。(日本人トップは)今後の競技人生にもつながる」と目を細めた。

 努力の引き金を引いたのは、「銅メダル」だ。7月のユニバーシアード(イタリア)。ハーフマラソンで3位に入ったが、優勝は相沢晃(東洋大)、2位も中村大聖(駒大)。日本勢、しかも箱根強豪校のエースに次ぐ成績に満足はできなかった。「ユニバで負けたので、夏合宿は死ぬ気で頑張った」。指揮官も「ユニバでトップクラスの選手と生活し、会話する中で成長した部分もある。目標に向けて、何をやらないといけないか分かるようになった」と評価している。

 箱根本戦では、エース区間出走を志願する。「2区を走って、今度こそライバルに勝って日本人トップをとりたい」。4年生エースの快走が現実になれば、大学史上初の箱根シード権獲得にも大きく近づく。

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