【箱根予選会】麗沢大は悲願の初出場ならず 

スポーツ報知
箱根駅伝出場を逃し悔しがる麗沢大の選手たち

◆報知新聞社後援 第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)予選会(26日、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地スタート、国営昭和記念公園ゴール=21・0975キロ)

 各校の上位10人の合計タイムで競い、10位以内の大学が箱根駅伝(来年1月2、3日)の出場権を獲得した。前回、次点に泣いた麗沢大は11位で今回も念願の初出場を果たせなかった。トップ通過は東京国際大。前回優勝の東海大などシード10校、予選会通過10校とオープン参加の関東学生連合の計21チームが新春の箱根路に臨む。

 激戦の“立川・秋の陣”で、またもや敗れた。

 「10位、中央大学!」

 正式発表のアナウンスが国営昭和記念公園に響き渡る。上位10校まで麗沢大の名は呼ばれず、落選が決定すると、山川達也監督(35)、エースの国川恭朗(4年)らチーム関係者はがっくりと肩を落とした。

 前回は過去チーム最高の12位と健闘したが、ぎりぎりで通過した上武大と1分50秒差の次点で本戦切符を逃した。それから1年。初の予選会突破を目指し、血のにじむような努力を重ねてきたが、悲願はかなわなかった。「昨季、やってきた練習以上のことができた。長い距離への自信を培ってきたが…」と山川監督は厳しい表情で話した。

 予選会では16年22位、17年15位、そして昨年12位。着実に箱根路に近づいていた新興校は今季、さらに強い覚悟を持って挑んだ。

 昨季は次点で本戦を逃したため、山川監督は関東学生連合チームを率いることになった。愛知県の中京大出身で、学生時代は箱根駅伝とは無縁。「右も左も分からず、周囲に助けられながら選手選考などを行った。各大学から選手が集まるので、区間配置も難儀した。でも、選手を箱根に連れて行きたい思いが強まったし、自分も『またあの経験をしたい』と強く思った。監督会議も選手エントリーも、あの緊張感をもう一度味わいたかった」と話す。

 エースの国川も連合チームの4区として出場。区間21位相当に終わったが、箱根路を駆けたことはかけがえのない財産となった。「個人としては悔しさしかなかったが、山川監督と経験できたことは大きい。2人がかりでチームを進歩させよう、と1年間かけて少しずつ還元してきた」と明かした。

 チームスローガンは2年連続で「千手必勝」を掲げた。何事も準備を徹底することが勝利につながるという意味だ。多くのチームが集まる新潟・妙高高原で行った夏合宿では他校があきれるほど走り込んだ。

 「麗沢大、きょうも30キロ走をやっている…」

 複数の監督が異口同音につぶやいた。

 麗沢大の練習量は大学駅伝界NO1と言っても過言ではない。「2日走り込んで1日休む。夏合宿は原則、その繰り返し。麗沢大は地道な練習を積んでいくしかありません」と山川監督は実直に話す。走り込む日は朝練習と本練習を合わせて約50キロ。「休む」という日も各自で約20キロを走る。つまり、3日で120キロ。1日平均40キロ。前回の悔しさを忘れていない麗沢大ランナーは、地道で苦しい走り込みを目をギラギラさせて取り組んだ。

 しかし、現実は厳しい。麗沢大は確実に成長したが、他校も成長していた。また、95回記念大会だった前回に比べると出場枠は、関東インカレ成績枠(日大)を含めて2減。予選会突破のレベルは格段に上がっていた。この1年、麗沢大ランナーは愚直なまでに走り込んだ。それでも「箱根への道」は遠かった。

予選通過校は以下の通り。

 1 東京国際大(10時間47分29秒)

 2 神奈川大(10時間50分55秒)

 3 日体大(10時間51分09秒)

 4 明大(10時間51分42秒)

 5 創価大(10時間51分43秒)

 6 筑波大(10時間53分18秒)

 7 日大(10時間54分29秒)

 8 国士舘大(10時間55分21秒)

 9 早大(10時間55分26秒)

10 中大(10時間56分46秒)

 以上が予選通過。麗沢大は前回に続き、次点に泣いた。

11 麗沢大(10時間57分12秒)

12 駿河台大(10時間58分44秒)

13 上武大(11時間00分16秒)

14 専大(11時間01分57秒)

15 城西大(11時間02分27秒)

 

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