【巨人】ドラ5山瀬“2代目・慎之助”いつかは背番号10「阿部さんと同じように愛されたい」

指名あいさつを受け、ポーズをとる星稜・山瀬
指名あいさつを受け、ポーズをとる星稜・山瀬
9月27日の本拠地最終戦でファンの「慎之助コール」に手を振って応える阿部
9月27日の本拠地最終戦でファンの「慎之助コール」に手を振って応える阿部
二人の「慎之助」比較
二人の「慎之助」比較

 巨人からドラフト5位で指名を受けた星稜高の山瀬慎之助捕手(18)が25日、石川・金沢市の同校で長谷川スカウト部長らから指名あいさつを受けた。今季で現役を引退した阿部慎之助捕手(40)から名前をとられた“2代目・慎之助”は、将来的に背番号10を背負うことを熱望。来季2軍監督を務める阿部に認めてもらえるよう、成長を誓った。

 噴き出る額の汗を何度も手で拭った。山瀬は、緊張しながらもしっかりと自身の思いを口にした。大先輩が19年間背負った背番号10への思いを問われると、語気を強めた。「憧れはありますけど、それは活躍してからじゃないともらえないと思う。でも自分のすごく高い理想のなかで持っています」。阿部の10番を継承できるような活躍を誓った。

 阿部がプロデビューした2001年生まれ。高校時代は三塁手としてプレーしていた父・貴幸さんは「プロ野球選手から名前をとりたかった」と話す。山瀬が生まれた5月4日、阿部は横浜戦(横浜)で2号決勝3ランを放った。星稜高ソフトボール部で捕手をしていた母・由香里さんに「1年目なのにすごい。確定だね」と慎之助と命名した。

 幼少期から阿部グッズを愛用し、マスクを上げる角度もマネしてきた。甲子園では阿部と同じモデルのプロテクターを着用し、ベンチでは阿部タオルで汗を拭った。クリアファイルやペンなど、身の回りのものは阿部であふれている。

 星稜高では奥川の女房役。今夏の甲子園ではチームを準優勝へと導いた。決勝戦で適時二塁打を放つなど、計18打数10安打5打点。大舞台で力を発揮した。遠投120メートル、二塁送球タイム1・8秒の強肩を武器に、U―18では一足先に10番を背負って世界を相手に戦った。

 阿部は現役最終戦となった日本シリーズ第4戦後、「慎之助コールがなくなるって言っても、新しく慎之助が入ってくるじゃん。あいつが頑張れば慎之助コールしてもらえるよ」と話した。それを伝え聞いた山瀬は「すごくうれしい。コールは慎之助がいい? そうですね。阿部さんと同じように愛されるのが理想」と青写真を描く。

 自身のLINEのテーマソングを「September」に設定するなど、阿部への愛はとどまるところを知らない。2軍監督に就任予定の阿部からの指導を心待ちにしており「球界を代表するような捕手にしか分からない感覚ってあると思う。そういったものを吸収できたらいいかなと思います」と胸を躍らせた。阿部引退の寂しさを吹き飛ばすほどのでっかい「慎之助コール」を、再び東京Dに響かせてみせる。(河原崎 功治)

 ◆今季の巨人捕手 1軍捕手のスタメンマスクは小林が68試合、炭谷が41試合、大城が30試合と、ほぼこの3人で回した。支配下では他に田中貴、岸田がいて、宇佐見はシーズン途中にトレードで日本ハムへ移籍。夏場に炭谷が右手人さし指骨折で離脱した際には、ファームから捕手を補充せず小林、大城の2人態勢で戦ったが、先発捕手に代打を送りにくい状況も生まれた。

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