フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第2戦のスケートカナダは25日、カナダ・ケロウナで開幕する。羽生結弦(24)=ANA=は24日、本番リンクでの公式練習に午前と午後の2度参加。今季初戦のオータム・クラシックからの約1か月について「試合のための練習を繰り返していた。一発だけに懸けるっていう感じではなくて、1つ1つかみしめるように調整をしてこられた」と、穏やかに語った。
午前練習でSP「秋によせて」の曲かけを完璧に舞った羽生は、午後も好調な滑りを見せた。曲かけはフリー「Origin」をチョイス。冒頭の4回転ループは着氷でバランスを崩し手をついた。続く4回転サルコー、3回転ルッツ、4回転トウループ、4回転トウループ―オイラー―3回転フリップ、3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)―2回転トウループと次々と成功。最後のトリプルアクセルはパンクしたが、すぐに跳び直し、3回転半―3回転トウループの連続ジャンプを決めた。
曲かけ後はループの調整に集中。14本連続で跳び続けた。4連続で成功させた後、1度の転倒を挟んで2連続成功で締めた。
男子SPは日本時間26日に行われ、10番滑走の羽生は午前11時55分に登場予定。