NBA・八村塁の大好物「白えびビーバー」に注文殺到…オークションでは1000円以上に

スポーツ報知
八村効果で今も入手困難な北陸製菓の「白えびビーバー」

 NBA・ウィザーズの八村塁(21)が、6月のドラフト後にチームメートにお裾分けし、その味に絶賛の声が上がり話題になった、北陸定番の米菓子「白えびビーバー」。北陸製菓(石川・金沢市)によると、“八村効果”で全国から注文が殺到し、サーバーがダウンするほどだった7月から約3か月がたった今もなお、品薄状態が続いているという。

 同社企画部の尾澤洋二氏は「ありがたいことに、北陸3県だけでなく、全国各所からお買い求めの声が殺到していて、生産が追いつかない状況なんです」と、申し訳なさそうに話す。北陸でも売り切れの店舗があり、全国向けの公式オンラインショップでは、同商品の予約を7月中旬から一時中断しているという。

 1970年に発売された揚げあられ「ビーバー」に、八村の地元・富山県名物「白えび」の甘みをプラスした「白えびビーバー」は、北陸限定販売。通常一袋200円前後のところ、オークションサイトでは、1000円以上の値がつくものもある。尾澤氏は「なるべく早くネット販売を再開できるよう、事務所からも工場に応援に行くなどして、増産態勢を整えているところです」。

 6月にプレーン味の「ビーバー」を全国発売し、“八村効果”も相まって巻き起こったブームはまだまだ続きそうだ。全国の菓子売り場を沸かせている1918年創業の老舗は「NBAの選手にビーバーを好評いただいて光栄です。全社一丸となって、八村選手の活躍を応援させていただきます!」と、エールを送っていた。

 ◆ビーバー 日高昆布を、北陸産もち米に練り込み、鳴門の焼き塩を効かせた、北陸で愛される米菓子。大阪万博が開催された1970年に、福富屋製菓で販売開始。万博のカナダ館にあったビーバーの人形の歯の形と似ていたため、現商品名になった。2013年、後を引き継いだ福屋製菓の事業終了により生産終了。しかし、復活を望む声を受け、福屋製菓から社長を含め3人の技術者が北陸製菓に入社。試行錯誤を繰り返して、14年に北陸製菓から販売再開。現在販売されているのは、プレーン、白えび、カレー、のどぐろの全4種類。

 ◆北陸製菓 本社は石川県金沢市。1918年、「日本あられ」として設立。25年に社名を「北陸製菓」に変更。戦時中は乾パンなどを製造し、戦後はビスケットや米菓が主力商品。2018年に創業100年を迎えた。

 ◇スポーツ選手によって有名になった菓子

 ▼ブラックサンダー(東京・有楽製菓) ココアクッキーとビスケットをチョコで包んだ菓子。体操の内村航平が北京五輪の個人総合で銀メダルを獲得した際に“勝負食”として紹介される。同社の年間売上高は急伸し、4年後に2倍近くに。

 ▼赤いサイロ(北海道・清月) チーズケーキ。平昌冬季五輪銅メダルの女子カーリング「ロコ・ソラーレ」のメンバーが「もぐもぐタイム」で食べて注文殺到。一時販売停止。

 ▼タラタラしてんじゃね~よ(山梨・よっちゃん食品工業) 魚肉などを使った駄菓子。女子ゴルフ・渋野日向子が、優勝した全英女子オープンでプレーの合間に食べ話題に。売り切れ店続出。

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