月組の7年目・英かおとが初センター「きょうが特別ではなく、いつも一生懸命」

新人公演を終え、舞台上で笑顔の英かおと(右)と白河りり
新人公演を終え、舞台上で笑顔の英かおと(右)と白河りり

 宝塚歌劇月組「I AM FROM AUSTRIA ―故郷(ふるさと)は甘き調べ―」の新人公演が22日、兵庫・宝塚大劇場で上演された。

 新人公演最上級生の7年目・英(はなぶさ)かおとが、最後の新人公演で初主演の座をつかんだ。家族愛、郷土愛がテーマの作品だけに、カーテンコールでは「たくさんの愛に支えられているのだと、改めて気づくことができました」と、あいさつした。

 「エリザベート」「モーツァルト!」を生み出したウィーン劇場協会が2017年に製作したミュージカルの日本初演。英は、人気ハリウッド女優エマと恋に落ちる老舗ホテルの御曹司ジョージを、伸びやかな歌声で若々しく好演した。

 公演の長(リーダー)も兼ねており、責任重大だったが「最初からあまり緊張はしていませんでした」。トップスター・珠城りょうから「お客様は本気でやっている姿が見たい。失敗しても、何をやってもいい」と言葉をもらっていたそうで「荷が下りました」と笑顔で話した。

 オーストリア版では主役のエマ役は白河りり。入団3年目で初ヒロインに抜てきされ、大女優役を自然な演技で表現した。「私はガチガチでしたが、次第に緊張がほぐれていきました」とホッとした様子だった。

 この日は、天皇陛下が内外に即位を宣言する「即位礼正殿の儀」の祝日。初センターの2人にとっても歴史を刻む日になったが、英は「きょうが特別というより、いつも一生懸命。役が違うだけ。モチベーションは変わりません」と平常心を強調した。白河は「この日に新人公演ができて、とても光栄。作品はオーストリアですが、日本のふるさとの温かさもお届けしたいし、私たちも感じられたらいいなと思います」と話した。

 また、6年目の風間柚乃(かざま・ゆの)がホテルの女性コンシェルジュ・エルフィー役を担当し、抜群の演技力で会場を盛り上げた。男役から娘役に転向したばかりの蘭世惠翔(らんぜ・けいと)はジョージの母親役に挑み、落ち着いた芝居で新たな魅力をアピールした。

 東京宝塚劇場での新人公演は12月12日。

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