【西武】投手歴1年半でドラ3「林昌勇2世」…BC武蔵・松岡が本家超えへ「コピーではなくて追いついて追い抜いて」

スポーツ報知
指名あいさつを受け、サイドスローの投球フォームを披露するBC武蔵・松岡(カメラ・安藤 宏太)

 西武のドラフト3位・松岡洸希投手(19)=BC武蔵=が22日、埼玉・熊谷市のBC武蔵球団事務所で、潮崎哲也編成グループディレクターらから指名あいさつを受けた。

 高校卒業から1年たたずで指名を受けた松岡は「やっぱり指名された以上はチームに貢献するのはもちろんですし、チームの顔にもなりたいので、これから練習して最初は経験を積んで、最終的には1軍で活躍してチームの顔になっていきたいなと思います」と決意を口にした。

 松岡は全国的には無名な埼玉・桶川西高時代では、主に「4番・サード」。3年夏も初戦で花咲徳栄と当たり、1―10でコールド負けだった。

 部員が14人だったことから3年になって4、5月頃、「チーム事情で」投手にも挑戦。すると非凡な才能を見せて、130キロほどだった球速も、夏場には最速143キロを計測した。

 さらにプロ入りへの転機となったのは今年のBC武蔵入り後。昨年10月から右肘付近を痛めていたこともあって、今年4月にサイドスローに転向した。最速160キロを投げる元ヤクルトの守護神・林昌勇(イム・チャンヨン)のフォームを研究。最速149キロをマークするなど、一気に飛躍してプロからの注目を受ける存在になった。

 投手に転向してから1年半ほどで、サイドスローになってからは半年ほど。尊敬、あこがれの選手には「林昌勇」と即答し、「林昌勇選手の投げた方をまねたりというのがあった。コピーではなくて追いついて追い抜いてというのが大事になる。林昌勇選手の記録、タイトルを取りたいと思っている」と“本家超え”へ意気込んでいた。

 ◆松岡 洸希(まつおか・こうき)2000年8月31日、埼玉・桶川市生まれ。19歳。小学1年で野球を始め、元ソフトバンク・摂津も所属していた浦和ビッグウェーブに所属。桶川中では軟式野球部で主に遊撃手。桶川西高卒業後、BCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズに入団。180センチ、81キロ。右投右打。血液型A。好きな食べ物はすき焼きのまいたけ。嫌いな食べ物はピーマン、ゴーヤ。

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