松本白鸚、ラグビー日本代表から「力をもらった」ラ・マンチャの男1300回達成

1300回達成を共演者に祝福され、感無量の松本白鸚(カメラ・頓所 美代子)
1300回達成を共演者に祝福され、感無量の松本白鸚(カメラ・頓所 美代子)

 歌舞伎俳優の松本白鸚(77)も、ラグビーW杯の日本代表から「力をもらった」と熱戦に心震わせた一人だ。21日、東京・帝国劇場で1969年から単独主演する舞台「ラ・マンチャの男」(27日まで)の通算上演1300回を達成し、感涙。「命続く限り」と役への思いを新たにした。

 劇中歌の名曲「見果てぬ夢」には、まさに戦い終えた選手たちにささげるような歌詞がある。

 道は極め難く 腕は疲れ果つとも 遠き星をめざして 我は歩み続けん

 白鸚は「胸に秘めたものを持ち続け、歯をくいしばってどれだけ生きていけるか。ラグビーと一緒に思えた」という。

 海外のミュージカルを単独主演で50年間にわたって続けるのは世界的にもほとんど例がなく、ギネス級の偉業。ドン・キホーテなど複数の役を演じているが喜寿とは無縁の歌唱力を誇る。白鸚の“座右の銘”は「奇跡は起きるものでなく、起こすもの」。この思いで日本代表の試合もテレビ観戦していた。

 半世紀の間に昭和、平成、令和と元号も変わり、自身の芸名も市川染五郎、松本幸四郎、白鸚に。紀子夫人との結婚は初演の年。長女の松本紀保(48、本名・紀保子)の名前はキホーテが由来。長男・松本幸四郎(46)が生まれた73年、松たか子(42)が産声を上げた77年も、この舞台があった。人生とともに“ラマンチャ”があっただけに「夢のよう。走馬灯のように思い出が出てきて」と珍しく見せた涙のわけを説明した。

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