広島は21日、広島市内の球団事務所で長井良太投手(20)、船越涼太捕手(25)、庄司隼人内野手(28)の3選手に来季の契約を結ばないと通告した。
庄司は「続けるつもりはない。トライアウトも受けない」と現役引退の意思を明言。船越も「野球に未練はない」と引退を示唆。長井は「(現役続行の)意思はありますが、みんなの意見を聞いて決めたい」と今後については熟慮する意向を示した。
庄司は常葉学園橘高から2009年ドラフト4位で広島入り。今季は4年ぶりに1軍出場がなかった。
船越は市柏高から王子を経て15年ドラフト4位で広島入り。16年7月12日の巨人戦でプロ初打席初安打を放ったが、それが1軍で唯一の安打。今季は1軍出場を果たせなかった。
長井はつくば秀英高から16年ドラフト6位で広島入り。18年に4試合に登板したが、今季は1軍公式戦に出場できなかった。
今季限りで永川勝浩投手、赤松真人外野手の2選手が引退。戦力外の「第1次期間」では、既に横山弘樹投手、飯田哲矢投手、岩本貴裕外野手の支配下3選手に契約を結ばないと通告。今回の「第2次期間」は日本シリーズ終了翌日まで期間が設けられているが、鈴木球団本部長は「(2次は)これで終了です」と明言した。
広島の今季全日程終了時点での外国人を含む支配下選手は70人。ドラフトで6選手を指名したため、現時点の選手数は68人。球団関係者は「最終的に(来季開幕時に)67人くらいになるのでは」と話した。