【坂田正彰の目】南ア上回る点多く本気にさせた

ノーサイド、ドウェイン・フェルミューレン(左)と健闘をたたえあうリーチマイケル
ノーサイド、ドウェイン・フェルミューレン(左)と健闘をたたえあうリーチマイケル

◆ラグビーW杯 ▽準々決勝 日本3―26南アフリカ(20日・東京スタジアム)

 日本は最後まで、我々の心を躍らせてくれるようなゲームにしてくれた。セットプレーは安定していたし、1対1のディフェンス、ユニットのまとまり、スクラムからのターンオーバーなど、日本が上回っていたポイントは多かった。南アに劣る点より、通用する点の方が多かった。

 ただ「点」を「線」にした時に相手の方が上だっただけ。パスをここで飛ばしたいというところで、こちらの動きが分かっているかのように、南アはプレッシャーをかけにきていた。前半、ボールの支配率が高い時に1トライでも取れていたら、流れが変わったかもしれない。田村が相手DF裏のスペースを使おうとキックを蹴った場面があったように、日本は序盤からよく考え、プラン通りに進めていたと思う。ラインアウトの獲得は少なかったものの、キック処理では松島や福岡がしっかりと対応し、改善できていた。

 我々は日本代表に期待をかけ、そして彼らは結果で応えてくれた。アイルランド、スコットランドとティア1(伝統上位国)に2勝し、世界ランキングは試合前に6位まで上がった。後半早々、トライを狙えるところで南アはPGを選択して3点を積み重ねていった。日本を警戒していたことにほかならないし、本気を見せたということ。勝利できたことで強豪との対戦という夢が目標設定になった。彼らがグラウンドで体現してくれたからこそ、希望を持てるようになった。頑張りに敬意を表し、お疲れさまと言いたい。(1999、2003年W杯日本代表フッカー)

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