【巨人】00年ON決戦も連敗スタートから日本一 原監督「やられたらやり返す」

9回無死一、二塁、坂本(左)が一邪飛に倒れ、ベンチで厳しい表情の原監督(カメラ・馬場 秀則)
9回無死一、二塁、坂本(左)が一邪飛に倒れ、ベンチで厳しい表情の原監督(カメラ・馬場 秀則)
7回無死、デスパイネの打球を三塁手・山本がエラー
7回無死、デスパイネの打球を三塁手・山本がエラー
9回1死満塁、岡本の中越え安打で二塁走者・亀井(手前)が三本間で挟まれる(三塁手・松田宣、右は一塁走者・丸)
9回1死満塁、岡本の中越え安打で二塁走者・亀井(手前)が三本間で挟まれる(三塁手・松田宣、右は一塁走者・丸)

◆SMBC日本シリーズ2019 第2戦 ソフトバンク6―3巨人(20日・ヤフオクドーム)

 巨人が攻守のミスでソフトバンクに連敗した。「SMBC日本シリーズ2019」第2戦は両先発の息詰まる投手戦に。メルセデスが6回1安打無失点で降板した直後、山本のエラーでピンチを招き、2番手・大竹が松田宣に3ランを被弾。0―6の9回に3点を返したが走塁ミスも痛かった。しかし、前回対戦した00年も連敗スタートから日本一。移動日を挟み22日の第3戦から東京Dで心機一転、巻き返しを図る。

 甲高い打球音が響く。行くな―。大竹はそう願うように、懸命に本塁後方のカバーへ走った。だが白球は、中堅手・丸が捕球体勢に入るフェイクもむなしく、バックスクリーンへ飛び込んだ。7回無死一、三塁。松田に決勝の3ランを許した。

 試合が動いた7回、ベンチは先発・メルセデスから大竹にスイッチした。助っ人左腕はそれまで76球1安打無失点の快投を披露も、5回2死一、二塁、6回2死三塁、いずれも四球絡みで危機を背負い、序盤は140キロ台中盤を計測した球速も、5キロほど低下。「非常に飛ばしていってね。6回ナイスピッチングで、バトンを渡したというところ」と原監督は説明した。

 首脳陣の頭には、メルセデスがシーズン中、好投を続けながら6、7回に一変する姿を何度も露呈したこともあっただろう。宮本投手総合コーチは試合後、交代時にメルセデスが足の張りを覚えたことを明かした。症状は重くなく、左腕は次回、中5日で6戦目に回る。無理をさせないこと、相手に嫌なイメージを植え付けたままでいることなど、“7試合のシリーズ”を総合的に判断し、大竹以下、勝ちパターンの救援陣に試合を託した判断だろう。

 結果、本当に勝負を分けたのはミスだった。7回から三塁の守備に就いた山本が、先頭・デスパイネの正面のゴロをはじいた。ややイレギュラーしたが「イージーだったんですけど…。まだまだやるべきことがたくさんある」と猛省。相手は当然、足の切り札・周東を送り、揺さぶりをかける。グラシアルの左前安打で無死一、三塁。そして均衡を破る一撃を松田に食らった。原監督は山本に「懸命にプレーしたんだろうけど、結果的に投手の足を引っ張った」と指摘。9回の反撃でも、1死満塁から岡本の中越えの当たりで前の走者の動きを確認せず、結果、打者走者・岡本が一、二塁間で憤死する場面もあった。大舞台にかかわらず、自らスキを見せては勝機は遠のく。

 敵地で連敗を喫し、場所を本拠・東京Dに移して22日の3戦目から仕切り直す。シリーズ開幕前には「結果が先に分かっていて、1勝1敗という数字が決まってるのならば、2戦目を取りたい」と移動日直前の試合を取る“2戦目必勝論”を語っていたが、こうなったら21日は気持ちを切り替える日にするしかない。「やられたらやり返す。その一点だね。少し時もあるから、うまく活用しながら明後日を迎える」と原監督。このまま、やられっぱなしで終わらない。意地で、反攻ののろしとなる白星をつかむ。(西村 茂展)

試合詳細
9回無死一、二塁、坂本(左)が一邪飛に倒れ、ベンチで厳しい表情の原監督(カメラ・馬場 秀則)
7回無死、デスパイネの打球を三塁手・山本がエラー
9回1死満塁、岡本の中越え安打で二塁走者・亀井(手前)が三本間で挟まれる(三塁手・松田宣、右は一塁走者・丸)
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