川内、学生Bチーム相手に苦戦16位相当 世陸29位後の初レース

大学Bクラスの選手を相手に16位相当と苦戦した川内はゴール後、苦しげな表情で妻・侑子さんからスポーツドリンクを受け取り、飲み干した
大学Bクラスの選手を相手に16位相当と苦戦した川内はゴール後、苦しげな表情で妻・侑子さんからスポーツドリンクを受け取り、飲み干した

 プロランナーの川内優輝(32)=あいおいニッセイ同和損保=は20日、29位に終わったカタール・ドーハ世界陸上マラソン(10月5日)の後、初レースとして東京・板橋区で行われた「板橋区・高島平ロードレース」20キロにゲストランナーとして参加した。1時間2分37秒の平凡な記録でゴール。全日本大学駅伝(11月3日)や登録メンバー(13人)から外れた各校のBチーム選手が出場した中で16位相当と苦戦を強いられた。レースは帝京大の山根昴希(3年)が1時間34秒で優勝した。

 川内らしいパワフルな走りはスタートからゴールまで陰を潜めた。2時間17分59秒で29位に沈んだドーハ世界陸上から2週間。先週に参加予定だった東北・みやぎ復興マラソン(宮城・岩沼市、名取市、亘理町)が台風19号の影響で中止となったため、世界陸上後としては初レースとなった。44回目を迎えた板橋区・高島平ロードレースは例年、全日本大学駅伝や箱根駅伝予選会に出場できなかった各大学のBチーム選手が参戦する。今年も5キロを15分15秒、10キロを30分30秒と落ち着いたペースで展開されたが、川内は10キロ手前で先頭集団から後れた。鬼の形相で力走したが、ペースは上がらず、1時間2分37秒と16位相当でゴール。その直後、元実業団ランナーの妻・侑子さん(34)から手渡されたペットボトルのスポーツドリンクを苦しそうな表情のまま飲み干した。

 「1時間1分くらいで走りたかった。世界陸上の疲れというよりもスピードが戻っていません」と川内は厳しい表情で苦しい胸の内を明かした。

 今後は上尾シティハーフマラソン(11月17日、埼玉・上尾市)などに出場した後、復活への本格的な再スタートとなる福岡国際マラソン(12月1日、福岡市)に挑む。「上尾では1キロ3分ペース、1時間3分前半では走りたい。それくらいのスピードを戻さないと福岡で戦えない。とにかくスピードを戻したい」。大学生に負けても立ち止まるつもりはない。プロランナー川内の挑戦は続く。

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