【横浜M】豪快3発背景に「攻撃的サッカー」+「堅守のDNA」融合 ついに首位と1差!

後半7分、横浜M・マテウス(左)がFKを決め歓喜する
後半7分、横浜M・マテウス(左)がFKを決め歓喜する

◆明治安田生命J1リーグ第29節 横浜M3―1湘南(19日・ニッパツ)

 横浜Mは湘南を3―1で下し、勝ち点1差で鹿島とF東京を追走。「攻撃的サッカー」+「堅守のDNA」でつかんだ勝利を、岡島智哉記者が「読み解く」。

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 扇原だけが、ゴールとは逆方向を向いていた。2―0で横浜Mリードの後半23分、マルコスジュニオールがPKを蹴る直前。自陣に残るチアゴマルチンスに、激しい身ぶり手ぶりでポジションの修正を要求した。PKが止められ、速攻を浴びる“万が一”を想定した指示。チアゴは親指を立てて応えた。扇原は「リスク管理を徹底しようと。集中力を欠いてはいけない場面だったから」。2017年の担当時、クラブカラーが「堅守」だった頃に何度も見た光景だった。

 後半ロスタイムには喜田と松原の怒声が飛んだ。矛先はエリキ。好機でクロスに飛び込まなかったことに、2人が顔を赤らめて激怒した。「3点より4点。3―1だったのでエリキは(ゴール前に)行かなくていいと判断したのかもしれない。でもクロスに対してゴール前に2、3人が入るのはチームの決まりごと。得失点差で優勝が決まる可能性もある」と松原。18年に伝統の堅守をかなぐり捨てて掲げた「アタッキングフットボール」の真骨頂だ。

 前年の5位から一転、12位に沈んだ昨季は急激なサッカースタイルの変化に対応しきれないまま終えた。だが今季、攻撃的サッカーは浸透。選手の背中からは、その持ち味と共存する形で、堅守の伝統も見え隠れした。「このサッカーを全選手・スタッフが信じ切っている」と喜田。順位こそ3位だが、勝ち点差1で残り5試合。04年以来のV達成の可能性は十二分にある。(岡島 智哉)

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