【磐田】MFアダイウトン、起死回生のドロー弾も次節J2降格のピンチ

同点弾を決め喜ぶ磐田MFアダイウトン
同点弾を決め喜ぶ磐田MFアダイウトン

◆明治安田生命J1リーグ第29節 磐田2―2鳥栖(19日・ヤマハ)

 最下位のジュビロ磐田はヤマハで鳥栖と2―2で引き分けた。1点を追う後半39分にMFアダイウトン(28)が、オーバーヘッドで同点弾。執念の勝ち点1で残留プレーオフ圏16位との勝ち点差を9に縮めたが、次節でJ2降格が決まる崖っぷちに追い込まれた。清水エスパルスは広島に1―2で敗れ、2試合連続の逆転負け。前半31分、FWドウグラス(31)の3戦連発となるFK弾で先制したが、後半に失点を重ねた。

 芸術的な一撃だった。後半39分のゴール前。こぼれ球に反応したアダイウトンは狙い澄まして、体をひねり天を仰いだ。「いい形でとれた」。見事なオーバーヘッドでゴールに突き刺し、2―2に追いつく同点弾。後半22分にリードを許すとペースを握れず迎えた終盤だっただけに、フベロ監督も「大きな得点だった」とたたえた。

 同じブラジル出身のFWルキアンが前半ロスタイムに加入後リーグ初得点。MF今野が「ルキアンは脅威だし、アダも高い能力を持っている。かみ合えば勝てるようになる」と話すように、アダイウトンが出場した後半には、息のあったプレーでチャンスメイク。ともに1点ビハインドからの同点弾でチームを救った。

 17年は8得点し6位躍進の立役者になったが、昨年は右ひざ負傷でシーズンを棒に振った。チームは得点力不足で16位に終わり、今季開幕前のキャンプでは「私のケガでチームを台無しにしてしまった」と責任を痛感していたという。フベロ体制ではここ3試合先発落ち。それでも「途中からでも100パーセントでやることは変わらない」と取り組み、17戦ぶり得点となる起死回生弾を決めた。

 ゲーム主将のDF大井が「最終戦のつもりで戦おう」と話した一戦で勝ち点1をもぎ取ったが、もはや猶予はなくなった。次節静岡ダービーに敗れ、名古屋、鳥栖、湘南、松本がすべて勝った場合のみ降格が決まる。「1パーセントでも可能性がある限り諦めない」と話す背番号15が奇跡の光をともす。(山田 豊)

 ◆次節で磐田の降格が決まる場合 対象となるのは名古屋、鳥栖、湘南、松本の4チームで、うち3チームに勝ち点で上回られると降格が決まる。磐田は次節負けると、その後の残り4試合全勝でも勝ち点は最大34。次節で名古屋、鳥栖は勝てば勝ち点は35以上となる。湘南と松本は次節で勝った場合、湘南が34、松本が32だが、最終節に直接対決を残す。直接対決で湘南〇→37、△→35。逆に松本〇→35と、いずれも34を上回りプレーオフ圏に及ばないため、次節での降格が決まる。

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