【楽天】かなわなかった息子と共演の夢…今江年晶が引退会見

引退会見で涙をぬぐう楽天・今江(カメラ・(高橋 宏磁)
引退会見で涙をぬぐう楽天・今江(カメラ・(高橋 宏磁)

 楽天の今江年晶内野手(36)が18日、仙台市内の楽天生命パーク内で引退会見を行った。

 詰めかけた約30人を前に冒頭、「まずは台風19号で被害に遭われた方に、お見舞い申し上げます。1日も早く普段の生活に戻っていただけるよう、お祈り申し上げます」とあいさつした。台風19号で甚大な被害を受けた被災地に向けメッセージを送った。

 「私、今江年晶は18年の現役生活にピリオドを打ち、引退することを発表します。これまで応援してくださったファンの皆様、お世話になった皆様には、言葉では言い表せないくらい感謝しています。本当にありがとうございました」と頭を下げた。

 プロ18年目の今季は1月に「右眼球中心性漿液(しょうえき)性脈絡網膜症」を発症し久米島キャンプは2軍スタート。春先には「体は元気なのに、見えないのがつらい」と本音を明かしていた。5月に1軍昇格すると、26試合で打率2割7分6厘、1本塁打、7打点。しかし、7月上旬に再び右目の違和感を感じると、その後は1軍に昇格できなかった。

 心残りがあるとすれば、現在中学2年の長男・陸斗くんと、プロで共演するという夢を果たせなかったことだ。

 「息子は、僕のことずっと応援してくれていた。仙台に移籍して来て、なかなか会えないのに。息子と2人で頑張ろうと言っていたんですけど、僕がこういうことになって。(息子に)引退すると言った時はまあ、中2で年頃なんで、次はもうお父さんの夢が一つ終わった、と。『おまえはおまえで夢に向かって頑張れ』と伝えました」と言葉を詰まらせ、何度も涙をぬぐった。

 今後は未定。楽天からはコーチ就任を要請されており、指導者の道に進むとみられる。引退会見を終えると、楽天生命パーク前に集まった約30人のファンの前でもあいさつ。「第二の人生で頑張ります。応援、本当にありがとうございました」と頭を下げた。

 また球団は、引退後は登録名の「年晶」から本名の「敏晃」に名前を戻すことを発表した。

 

 ◇今江年晶(いまえ・としあき)1983年8月26日、京都府生まれ。36歳。2000年、PL学園2年夏に甲子園出場。01年ドラフト3巡目でロッテに入団。05、10年の日本シリーズでMVPを獲得。05年に三塁手としてベストナイン、05年から4年連続でゴールデングラブ賞を受賞。06年のWBCでは世界一にも貢献した。15年オフにFA宣言し、楽天入り。180センチ、89キロ。右投右打。

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