ヤンキース・田中が6回途中、PS自己最悪4失点…負ければ王手許す大一番でスプリンガーに逆転3ラン被弾

PS自己最悪4失点で降板したヤンキース・田中(ロイター)
PS自己最悪4失点で降板したヤンキース・田中(ロイター)

◆ア・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ヤンキース―アストロズ(17日、ニューヨーク・ヤンキースタジアム)

 ヤンキース・田中将大投手(30)が17日(日本時間18日)、本拠地で行われたア・リーグ優勝決定シリーズ(LCS)の第4戦・アストロズ戦に先発。6回途中で85球を投げ、4安打4失点(自責3)で降板した。2点ビハインドでマウンドを降り、勝利投手となることは出来なかった。

 ヤンキースは2連敗を喫して1勝2敗で迎えた第4戦。当初、第4戦は前日の16日(日本時間17日)に予定されていたが、雨天中止となって1日順延。救援投手陣を細かくつなぐ「ブルペンデー」となる見込みだったが、この試合では5戦目に先発予定だったが田中が、間隔は変わらず中4日で先発のマウンドに上がった。

 球場が暗転するなど、試合前には派手な演出が行われて迎えたマウンド。負ければアストロズに王手を許す大一番で初戦と同じ、元サイヤング賞右腕・グリンキーとの投げ合いとなった。田中の立ち上がりは上々だった。スプリンガー、アルテューベの1、2番コンビを遊直と右飛で簡単に抑えると、3番・ブラントリーに四球は与えたが、続くブレグマンを遊飛で打ち取って難なく無失点で切り抜けた。

 攻撃陣は初回からマーを援護した。4番に座ってきたエンカーナシオンを5番に下げ、3番にはヒックス、4番にはPS絶好調のトーレスを起用。するとグリンキーの不安定な立ち上がりにつけ込んで、2四球などで2死満塁の好機を作ると、ガードナーの押し出し四球で先取点を奪った。

 だが、悪夢が待っていたのは1点リードの3回。四球とヒットで無死一、二塁と得点圏に走者を背負うと、スプリンガーに左翼へ逆転3ランを浴びた。1ボールから落ちきらなかった2球目の86・6マイル(約139・4キロ)スプリットを被弾。PS8試合目の登板で初めて3点を失った。さらに1死二、三塁のピンチとなったが元DeNA・グリエル、アルバレスを抑えて追加点は与えなかった。終わってみればヒットを浴びたのはこのイニングだけだった。

 ブルペン陣もウォーミングアップを始めた4回も続投した田中。3失点を引きずることなく、下位打線をたった8球で三者凡退に抑えて援護を待った。5回はスプリンガーを遊ゴロに打ち取り、右翼手・ジャッジの好捕もあって三者凡退。しっかりと立て直して、崩れることはなかった。

 1―3で試合は進んでいったが、先にマウンドを降りたのはグリンキー。5回1死一、二塁としたところで降板した。83球を投げて3安打1失点。1死満塁となったが、後続を2番手・プレスリーが抑えた。田中は、6回先頭のブレグマンを一塁手の失策によって出塁を許して降板。2番手・グリーンがコレアに3ランを浴びてリードを5点に広げられた。

 今季のポストシーズン(PS)では3試合目の先発。4日(日本時間5日)の地区シリーズ第2戦・ツインズ戦では5回1失点で勝利投手になり、12日(同13日)のLCS初戦では6回68球の省エネ投球を見せて、日本人最多を更新するPS5勝目を手にした。PS初先発から7試合連続2失点以下というメジャー史上初の快挙も打ち立てて、大舞台での強さを改めて証明していた。

 日程が変わったことで7戦目まで4連戦となることが決まった。10年ぶりのワールドシリーズ進出へ向けては4連戦で3試合に勝つ必要があり、ブルペン陣の負担も増える見込みとあって、ブーン監督は試合前に「明らかに先発投手には、長い回を投げてもらわなければいけない。そして、マサ(田中)にはその能力がある。なんとか前回同様に、いい投球をして試合をつくってほしい」と期待していた。

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