【ヤクルト】ドラ1奥川恭伸「まだスタートライン。そこを勘違いしないように」

ヤクルトに1位指名を受け、ボールを手に笑顔を見せる星稜・奥川(カメラ・豊田 秀一)
ヤクルトに1位指名を受け、ボールを手に笑顔を見せる星稜・奥川(カメラ・豊田 秀一)

◆2019年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(17日、新高輪プリンスホテル)

 プロ野球ドラフト会議が17日、都内で行われ、今夏の甲子園大会で準優勝した石川・星稜高の奥川恭伸投手(18)はヤクルト、阪神、巨人の3球団が1位指名し、ヤクルトが交渉権を獲得した。同校からのドラフト1位は1992年に松井秀喜が巨人に指名されて以来、27年ぶり。「松井さんは憧れ。そういう選手になれるように頑張っていきたい」と決意を新たにした。

 令和初のドラフトは「奥川恭伸」の名前で幕を開けた。ヤクルトが公言通り指名。金沢星稜大学内の会見場の最前列で、奥川は画面越しに3球団の監督が抽選くじを引く姿を真っすぐ見つめた。ヤクルト・高津新監督が引き当てると、表情は崩さず、ぐっと背筋を伸ばした。

 「正直不安な部分もたくさんあった中、こうして指名を頂けてホッとしました。でもまだスタートラインに立っただけ。そこを勘違いしないように」と安堵(あんど)したのもつかの間。すぐに気を引き締めた。

 本拠地の神宮球場は、いい印象が残っている。昨秋の明治神宮大会では計15回1/3を投げ、26奪三振。チームを準Vに導いた。「縁があって(ヤクルトに)決まったので、もう一度あそこのマウンドに立てるように頑張っていきたい」と1軍での登板を見据えた。

 同校からドラフト1位でプロの世界に飛び込むのは松井秀喜以来実に27年ぶり。「松井さんは自分の先輩でもあり憧れの存在。そういう選手になれるように、これから頑張っていきたいと思います」とメジャーでも活躍した大先輩の背中を追いかける。

 今夏の甲子園では、初戦から34回1/3で初の自責点。決勝で履正社に敗れはしたが、十分なインパクトを残した。今年のU―18カナダ戦では初登板ながら7回2安打1失点。21のアウトのうち18個を三振で仕留め、衝撃の世界デビューを果たすなど大舞台でも力を発揮した。将来性、スター性に加え、即戦力としての期待も大きい。

 宇ノ気小4年時から9年間バッテリーを組む山瀬はドラフト5位で巨人から指名を受けた。「2人でプロ野球選手になるという夢をかなえられてうれしい」。同学年バッテリーでのプロ入りに、この日一番の“奥川スマイル”がはじけた。

 「勝てる投手を目指してやっていきたい。チームのエースになれるような投手に成長したいです」と力を込めた。令和の怪物が、次世代を担う大投手への道を歩み始める。(河原崎 功治)

 ◆奥川に聞く

 ―今日の体育の授業でソフトボールを。結果は。

 「3打数3安打です。二塁打、ヒット、三塁打でした」

 ―東京のイメージは。

 「自分自身住んでいる所がすごく田舎。都会の生活にも慣れていかないといけないなと思います」

 ―どんな投手になりたい。

 「最初は焦らず。いずれタイトルは取りたいので、そういう選手になっていければ。引退する時にいい選手で終わりたいと思います」

 ―両親へメッセージ。

 「まずは今日まで自分の世話をしてくれて本当にありがとうございます。そして、これからもまたよろしくお願いします」

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