仙台育英センバツ当確!背番号8左腕・向坂優太郎が8回コールド13K

決勝進出を決めた仙台育英ナインは、ガッツポーズで応援席に駆け出す(後ろは敗れた盛岡大付ナイン)
決勝進出を決めた仙台育英ナインは、ガッツポーズで応援席に駆け出す(後ろは敗れた盛岡大付ナイン)

◆秋季高校野球東北大会 ▽準決勝 仙台育英9―2盛岡大付=8回コールド=(17日・岩手県営)

 準決勝2試合が行われ、仙台育英(宮城1位)が盛岡大付(岩手1位)に9―2で8回コールド勝ちして来春のセンバツ高校野球(甲子園)出場を“当確”とした。先発した背番号8の左腕・向坂優太郎(2年)が3安打13奪三振で、指揮官の期待に応える力投をみせた。

 応援席で喜ぶ仲間たちを見た仙台育英・向坂から、自然と笑みがこぼれた。力強く両手を突き上げ、「スタンドを見たらみんな喜んでいて…。思わず出てしまいました」と照れくさそうな表情。この試合は1回に先制2ランを浴びるもその後立て直し、8回を3安打13奪三振。鋭いスライダーを効果的に使い、「回を追うごとに修正しながらストライクゾーンのなかで勝負できた」と振り返った。

 須江航監督(36)の期待に応えた。センバツ出場に大きく関係するこの一戦、向坂は「(監督から)開幕前に、ここで先発させるぞと言われていた」と明かした。指揮官は今夏の甲子園で登板した笹倉世凪(せな)や伊藤樹といった1年生の好投手がいるなかで、「笹倉や伊藤に頼り切りでは、目標の日本一なんて夢のまた夢」と他の投手陣の成長が必要と痛感。継投で勝ち抜くことが多い指揮官が、交代までの上限の球数を増やしてまで託したこの試合で、向坂が力投をみせた。

 「(笹倉と伊藤の)2人がいたから競争できた。これからも切磋琢磨(せっさたくま)していきたい」と向坂。球速が自分より速い2人に負けじとスピードを追い求め、「良さはコンビネーションなのにバランスを崩した」(須江監督)と今夏はベンチ外。そこから復調し、今大会は全3戦に登板して防御率1・13。背番号8ながら指揮官に「僕のなかでエースは向坂」と言わしめるほど安定感ある投球をみせた。

 鶴岡東との決勝(18日)に向け、向坂は「1人1人が役割を果たして勝てればいい」と決意十分だ。3年ぶりのセンバツ“当確”だけでなく、東北の頂点をチーム全員で手にする。(有吉 広紀)

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