ひと足早く来年のドラフト候補を紹介 近畿の目玉は「糸井2世」の近大・佐藤、明石商の中森&来田ら

スポーツ報知
近大・佐藤輝明

 17日にプロ野球のドラフト会議が行われる。少し気は早いですが、近畿の2020年ドラフト候補を紹介します。

 ★近大・佐藤輝明内野手(仁川学院。186センチ、92キロ。右投左打)

 目玉はOBで阪神の“糸井2世”とも言われる佐藤だ。柔道の講道館杯などで優勝した実績がある父・博信さんから譲り受けた体格は、プロと比べても遜色ない。リーグ通算11本塁打(16日現在)で、元巨人の二岡智宏氏が持つ通算最多13本塁打(新リーグ記録)の更新が視野に入っている。

 昨年は2年生ながら大学日本代表の主軸を務め、昨秋の明治神宮大会準々決勝(筑波大戦)では、逆方向の左翼に本塁打を放った。昨春に阪神・畑山統括スカウトが「大学時代の糸井と双璧。負けないぐらいの飛距離がある」と評したほどだ。

 ★明石商・中森俊介投手(182センチ、83キロ。右投左打)

 1年夏から3季連続で甲子園に出場し、今年は春夏続けて4強入りに貢献した。今夏の準々決勝(八戸学院光星戦)では、2年生としては甲子園歴代2位の151キロをマーク。田中将大(ヤンキース)や大谷翔平(エンゼルス)、奥川恭伸(星稜)らが2年生時に出した150キロを超えた。

 ★明石商・来田涼斗外野手(180センチ、82キロ。右投左打)

 今春のセンバツ準々決勝(智弁和歌山戦)では、春夏通じて史上初となる初回先頭&サヨナラ弾の離れ業をやってのけた。今夏の甲子園準決勝(履正社戦)でも初回先頭打者本塁打を放ち、初めて春夏両方で初回先頭打者アーチを記録した。新チームでは主将を務めている。

 ★履正社・関本勇輔捕手(175センチ、80キロ。右投右打)

 元阪神内野手・関本賢太郎氏の長男。今秋の大阪府大会決勝(大阪桐蔭戦)で、3―6の9回に一時同点となる3ランを放つなど、府大会8試合で4本塁打と量産した。父譲りの勝負強さに加え、二塁までの送球タイムが1秒82という強肩も備える。

 履正社では、今夏の甲子園Vメンバーの小深田大地内野手(176センチ、87キロ。右投左打)、最速143キロの内星龍(うち・せいりゅう)投手(189センチ、84キロ。右投左打)らが候補だ。

 今秋の大阪府大会決勝で履正社を破った大阪桐蔭では、1年秋から主軸を務める西野力矢内野手(180センチ、95キロ。右投右打)、仲三河優太外野手(180センチ、90キロ。右投左打)、エースの藤江星河投手(177センチ、74キロ。左投左打)、最速144キロを誇る申原理来(のぶはら・りく)投手(183センチ、90キロ。右投右打)らがスカウトの注目を集めている。

以下は主な近畿のドラフト候補

◇高校生

 智弁和歌山・小林樹斗(たつと)投手(182センチ、79キロ。右投右打)

 智弁和歌山・細川凌平外野手(172センチ、70キロ。右投左打)

 京都国際・釣寿生(つり・じゅい)捕手(180センチ、90キロ。右投右打)

 京都国際・早(はや)真之介外野手(181センチ、78キロ。左投左打)

 京都外大西・山下航汰捕手(180センチ、70キロ。右投右打)

 近江・土田龍空(りゅうく)内野手(180センチ、73キロ。右投左打)

 龍谷大平安・奥村真大(まさひろ)内野手(180センチ、75キロ。右投右打)

 ◇大学生・社会人

 立命大・有村大誠投手(185センチ、88キロ。右投右打)

 立命大・栄枝裕貴捕手(180センチ、81キロ。右投右打)

 立命大・三宅浩史郎外野手(180センチ、80キロ。右投左打)

 関大・高野脩汰投手(181センチ、65キロ。左投左打)

 同大・小川晃太朗外野手(180センチ、75キロ。右投右打)

 大商大・吉川貴大投手(182センチ、78キロ。右投右打)

 大商大・湯口郁実内野手(171センチ、67キロ。右投左打)

 大院大・打田雷樹(うった・らいき)投手(186センチ、83キロ。右投右打)

 龍谷大・上谷和大投手(177センチ、65キロ。右投右打)

 龍谷大・波多野俊樹投手(180センチ、75キロ。左投左打)

 天理大・森浦大輔投手(175センチ、70キロ。左投左打)

 奈良学園大・大畑理暉投手(182センチ、90キロ。右投右打)

 日本生命・山本隆広投手(172センチ、83キロ。右投左打)

 日本生命・越智達矢外野手(178センチ、83キロ。右投右打)

 日本生命・早野僚馬外野手(182センチ、82キロ。右投左打)

 NTT西日本・大江克哉投手(177センチ、70キロ。右投右打)

(記者コラム 伊井 亮一)

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