【ロッテ】佐々木朗希のドラ1公言 井口監督が引く スカウト会議満場一致で決定

スポーツ報知
ロッテが1位指名を決めた大船渡・佐々木

 ロッテは15日、17日のドラフト会議に向けてZOZOマリンでスカウト会議を行い、井口資仁監督(44)が大船渡高の最速163キロ右腕・佐々木朗希投手(3年)の1位指名を公表した。一方のヤクルトは明大・森下暢仁投手(4年)を最有力候補に挙げていたものの議論の末、星稜高・奥川恭伸(3年)の指名を最終決定し、公表した。

 5時間を超えた会議の中で1位はすんなりと満場一致で決まった。井口監督は開口一番、「佐々木投手で行くことに決まりました」と力強く明言。「球が速くて将来性がある。当然、競合することは分かっていますけど、ウチは一番の選手を指名する。いい投手を獲るためにはリスクは背負わないといけない。それでも引き当てたいというスカウト陣の思いもある。それだけの価値以上のものはある」と、すでに指名を公言している日本ハムなどとの競合が予想される“令和の怪物”を真っ向勝負で獲りに行くことになった。

 6日にドラフト候補の映像を確認した指揮官がほれ込んだ点は無限の可能性にある。メジャー経験もある指揮官は「まだまだパーツの部分で完全でないと聞いているが、逆に不完全な状態であの球を投げる」と驚きを隠さず、成長次第では「世界に羽ばたける投手になる」と、確信した。

 大きく左足を上げるダイナミックな投球フォームから繰り出される最速163キロの直球に加えて、140キロ前後の落差の大きいフォークやキレ味鋭いスライダーを武器に、今夏の岩手大会では4試合29イニングを投げ毎回51奪三振を奪った。フィールディングやクイックの完成度も高く、「まずは体作りでしょうけど、夏場以降には(1軍に)いける思う」と、早くも入団後の青写真を描いた。

 昨年は3球団競合の末、大阪桐蔭高の高校NO1外野手・藤原の交渉権をつかんだ流れもあり、2年連続で井口監督がくじを引くことが決まった。シミュレーションでは6球団以上の激戦が予想されるが、“ゴッドハンド”でドラフトの超目玉を引き当てる。(長井 毅)

 ◆佐々木 朗希(ささき・ろうき)2001年11月3日、岩手・陸前高田市生まれ。17歳。小3で野球を始める。小4だった11年に東日本大震災で被災し、大船渡に移住。大船渡一中では軟式野球部に所属した。大船渡高では1年夏からベンチ入りし、2年秋から背番号1。甲子園出場はないが、今年4月の代表候補合宿で163キロをマークし、U―18W杯の高校日本代表に選出された。球種はスライダー、チェンジアップ、フォーク。190センチ、86キロ。右投右打。家族は母と兄、弟。

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